“冷えは万病のもと”といわれるほど体の冷えは健康に影響を与えやすいもの。ちょっとした不調は温活で改善する一方で、間違った方法だと効果は半減…。そこで、正しい温活の方法をイシハラクリニック副院長の石原新菜先生に教えていただきました。

関連記事

正しい「温活」でぽかぽか暮らしに。 カイロをはるなら「おなか」か「背中」どっち?

お部屋でできる温活!正しいのはどっち?

家で暖かそうな女性
※画像はイメージです
すべての画像を見る(全6枚)

あなたの部屋は冷え部屋or温活部屋? Q&Aの方式で答えていただきました。
完璧な温活仕様にして、ぬくぬくしながらリラックス。

●Q:部屋で履くなら「モコモコ靴下」or「スリッパ」?

部屋でゆっくりと過ごす人

A:床からの冷えを遮断する、モコモコ&ゆるゆるの靴下が正解

どちらも足元の冷えを防ぐけれど、よりおすすめなのは足首までカバーするモコモコの靴下。

「血管を圧迫するきついサイズはNG。大きめのモコモコ靴下は床からの冷えを防ぎ、血流も促します」(石原先生)

【プラスアイデア】

適度な湿度があると部屋は温かく感じられます。室温は22度くらい、湿度は50パーセント以上に保ちましょう。温度&湿度計を置くのも手(石原先生)

 

●Q:アロマを使うなら「オレンジ」or「ミント」?

A:温め効果のあるオレンジがおすすめ

香りも温活に大活躍!

「いい香りは鼻の毛細血管をとおって脳に作用し、血流をサポートしてくれます。天然アロマを選び、オレンジなど温め効果のあるものに。ミントは鎮静効果が高いアロマです」(石原先生)

【プラスアイデア】

体を温めるにはおやつも色の濃いものを選んで。チョコレートなら高カカオ、熱を加えて干したドライフルーツも体を温めてくれます(石原先生)

●Q:温活グッズになるのは「タオル」or「クッション」?

A:レンチンでできる蒸しタオルが大活躍

タオルは簡易カイロとしても便利。

「濡らしたタオルをゆるめに絞り、やけどしない程度に1~2分電子レンジで加熱。目の上や顔全体にのせます。上半身の血流がよくなり、疲れ目や顔のむくみとりにも」(石原先生)

●Q:テレビを観るなら「床」or「ソファ」?

A:床に近いほど体が冷えるからソファでリラックスを

「体が床に近いほど冷えやすくなります。部屋でくつろぐときには床に座るより、ソファに座った方が寒さを防げますよ」(石原先生)。ソファがない部屋なら、冬の間だけはラグを敷いたり、こたつを活用したりして床からの冷え対策を。