パートナーに先立たれたり、要介護になっても、今の自宅に住み続けますか? 最後まで心穏やかに過ごせる“終の棲家”について、今から考えておきましょう。高齢期の住み替え資金アドバイスを行う「高齢期のお金を考える会」を主宰するファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんに高齢者施設の種類と必要なお金の違いについて教えてもらいました。
高齢者施設の種類と費用が知りたい
すべての画像を見る(全6枚)高齢者施設は、種類によって入居条件や受けられるサービスなどが違います(下表)。
気になる費用は、自立型なら、ケアハウスが月額7万~10万円程度(※)と最も割安。敷金だけで入れるサ高住も、比較的手頃です。介護型も、費用が安いのはやはり介護型のケアハウス。介護付有料老人ホームは数が多く、費用も高いところから比較的安いところまで幅広い選択肢があります。探すときは、自分が出せる予算を見積もって絞り込むと見つけやすくなります。
※おもな所得が遺族年金の場合
「特養」は意外と安くない?
安いと思いがちですが、2016年度から資産基準が導入され、夫婦で1500万~1650万円、単身者で500万~650万円以上の資産があると、月額利用料は約13万~25万円に。地域によっては、介護付有料老人ホームと変わらない場合も。