いくらお金が必要かどうやって計算すればいい?
すべての画像を見る(全6枚)まず準備できる老後資金を計算しましょう。目安は、今の貯蓄に年間の貯蓄×65歳までの年数と退職金をたした額。仮に今60歳で貯蓄750万円、年間貯蓄50万円、退職金1000万円なら、2000万円です。
老後は年金で暮らしながら、たりない分を貯蓄から補います。施設に使えるのは、入居時に残ったお金。先の例で、65歳から毎年50万円生活費を補てんして80歳で住み替えた場合、使えるのは1250万円に。ざっくりでいいので、自分のケースで試算を。
老後資金はどうつくればいい?
高齢者施設は、入居一時金を支払って入り、月額利用料を支払うのが一般的です。月額利用料は年金の範囲、多くても年金+1万~2万円に抑えたいもの。おひとりさまになったら入りたい場合は、夫の遺族年金の目安を知っておきましょう(下参照)。
入居中はほかにも、日用品代などの生活費、介護保険の自己負担分、医療費や葬儀代などの予備費も必要です。入居一時金は、貯蓄からこれらの費用も取りおいたうえで、出せる額に抑えましょう。
『これからの暮らし by ESSE vol.06』では、今回紹介した以外にも、60代以上の暮らし上手さんの「ものの持ち方 手放し方」、後悔しない「終の棲家(すみか)」の選び方、若々しい肌&体をつくる「整え」美容、村上祥子さんの 冷凍パックごはんなど、暮らしに役立つ情報が満載です。