●マッサージで症状の悪化を食い止めて!

そこで「へバーデン結節外来」では、私が考えた「10秒神経マッサージ」を患者さんに指導しています。手指の痛みに関わる「神経ポイント」に刺激を加えるマッサージで、人さし指のつけ根などにある神経ポイントに「親指の爪」を10秒間食い込ませて刺激するもの(イラスト参照)。

美と健康2月号イラスト
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朝と夜の1日2回、毎日続けることで痛みが軽減していきます。

 

「手を冷やさない」ことも大事

また、暮らしのなかで気をつけてほしいのは「手を冷やさない」こと。冷えは、心身を緊張させる交感神経を優位にし、血管も収縮させて手指の血流を悪くしてしまいます。その結果、より痛みを感じやすくなってしまうのです。手袋などで常に温かくしてください。

なお、起床時に指先がこわばるのも、夜、手が冷えて血流が悪くなるのが大きな原因です。なので、就寝時には薄手のコットン手袋(100円ショップのものでOK)をして「手首」と「指の股」を冷やさないようにするのがおすすめ。指先をおおわれると気になって眠りづらい人は、指先をカットするといいですよ。

 

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