●家族との関係に「スタンダードを求めない」

水屋箪笥の前に新入りの丸テーブルをセッティン グ。わんこが囲んで、なんだかお茶の間気分。棚上 から伸びる葉っぱが暑さを和らげてくれます
水屋箪笥の前に新入りの丸テーブルをセッティン グ。わんこが囲んで、なんだかお茶の間気分
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22歳でサッカー選手だった森敦彦さんと結婚し、翌年長女ゆららさんを産んだ雅姫さん。周りの人たちより早くに結婚と子育てが進み、ほかの家庭や夫婦関係と比較する機会もあまりありませんでした。

「私は考え方がわりと保守的で、問題が起きても慎重に対処して守りに入る方。森は0か100かみたいな極端なところがあって、私が仕事のことを相談しても“イヤならやめればいいやん”で終わり。夫婦で共通の趣味もなければ、生活の時間帯も真逆。娘からは“ママとパパって共通点あるの?”と笑われます」

そんな雅姫さんが導いた夫婦円満の結論は、「言ってもなおらないことは求めない。問題が起きても許すこと」だそう。「森のキャラクターのおかげで、私はフラットになれたかも」と。

相手に多くを求めるから、なにかあれば許せないと感じてしまう。それは夫婦や親子だけでなく、身近な人間関係でも同じかもしれません。

家族3人がそれぞれの道を歩みながら、干渉することなく「分業制」で暮らしていく雅姫さんちのあり方は、むしろ大らかで強靭に思えます。

そして、その3人の間に、3匹の愛犬。愛おしい存在もまた、雅姫さんの暮らしを支えています。

雅姫さんのパーソナルマガジン『MASAKI』では、クリエイティブで創作性に富んだ、暮らしを楽しむ人の棚を雅姫さんが訪ねました。付録として、季節の移ろいを閉じ込めた12か月のカレンダーがついています。ぜひチェックしてみてくださいね。

MASAKI vol.3 (扶桑社ムック)

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