食材の値上げが続くなか、家族3人で月2万5000円の食費をキープしている節約インスタグラマーのmemiさん。
今回は、著書である『memiの1か月食費2.5万円! 節約ワンプレートごはん おかわり!』(永岡書店刊)から、食費節約のコツとレシピを紹介します。
節約の極意は「安く買って使いきる!」
すべての画像を見る(全7枚)1食100円台のカフェ風のワンプレートご飯や、残りものを活用した朝食、お弁当が評判を呼んでいるmemiさんですが、秘訣は食材をとことん活用することだそう。
「節約の極意は“安く買って使いきる”。買い物は週2回のまとめ買いですが、3日で使いきれる量を買い、その週のうちにほぼ消費。計画的に使うと、ムダ使いもムダ捨てもなくなります」
食材を使いきるために、買い物前は在庫リスト(冷蔵冷凍品、常温品すべて)を作成。在庫からつくれるメニュー、買い足してつくるメニューを書き出して3日分の献立を考えます。早く使いたい食材から優先的に消費するのがコツ。
「食材が足りなくならないよう、モヤシが1袋あったら炒めもので1/2袋、スープとあえもので1/4袋ずつなど、配分を考えて計画的に使うように心がけています」
●“かさましテク”を駆使してごちそうに
memiさんの節約レシピで驚くのは、その豪華さ。鶏胸肉やモヤシ、カニカマなど、おなじみの節約食材ばかりなのに、ボリュームたっぷりでマンネリ感もありません。
「買える食材は限られているので、かさましなどの工夫は欠かせません。たとえばひき肉なら、なすやレンコンの輪切りではさんでビッグなはさみ焼きに。野菜のあえものも、胸肉から外した鶏皮を加えると、肉感が加わって立派な一品になります。ひと手間かければ、少ない食材でも大満足!」
●つけ合わせのサラダは家庭菜園で調達
夕食のワンプレートご飯には野菜を添えて、彩りや栄養のバランスをとるのがmemiさん流。
ミニトマトやシソなどは、プランターで育てて野菜代を浮かせています。
「青ジソを買ったら10枚98円。でも、苗から育てれば1ポット98円で何十枚も取り続けられてオトク。ほかにミニトマトやピーマンも育てて食費節約に役立てています」
節約を習慣にするには、面倒がらずになんでも楽しむことが大切、とmemiさん。「家族が喜ぶ顔を想像したり、気分が上がる献立を考えると、だんだん楽しくなって達成感が出てきます。節約しているからこその幸せがたくさん感じられるようになりますよ」