疲れやすさや冷え、むくみなど、気になる症状の原因は腎臓の疲れかもしれません。体のろ過装置である腎臓は、老廃物を含んだ血液をきれいにしたり、不要な水分を尿として出してくれる重要な臓器。腎臓が疲れたり、悪くなっていると老化まっしぐらです。

自身も20代で腎臓を壊し、そこから徹底して腎臓ケアを研究したという鍼灸師の大野沙織さんの『超!解毒スープ おつかれ気味の腎臓がよみがえる』(ワニブックス)より、弱った腎臓をケアするための生活習慣と、手軽にできる「解毒スープ」のレシピを抜粋してご紹介します。

疲れた腎臓をケアする「基本の生活習慣」

※写真はイメージです
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「自分は腎臓が元気!」と胸をはって言える人がどれだけいるでしょう。私自身、激務によって食生活が乱れ、ストレスをためても、腎臓が悲鳴を上げるまで「疲れているなぁ」としか思っていませんでした。病院で診断されていなくてもその漠然としたつかれこそが、腎臓から出ているサイン。生活習慣で元気な腎臓を取り戻すことができます。

●週に1回、腎臓スープの日にする

週に1回ほどは、1食をこの本に載っているスープと少しのご飯にします。体内の余分なものを排出し、腎臓が元気に働ける環境がつくられれば、栄養もどんどん吸収されるようになり、視界が開けるように元気に。もちろん1回以上食べてもOKです。

●毎日同じものを食べない

スープで「〇〇にいい」と紹介しているからといって、同じ食材ばかり毎日食べると脳が飽きて反応が鈍ります。まんべんなくいろいろな食材から栄養を摂る方が腸にも刺激となり、腎臓にもよいのです。

●腎臓に負担となる食事は避ける

・コンビニ弁当
・小麦粉(パン、麺、お菓子)
・砂糖がたくさん入ったもの
・加工肉
・乳製品

など腎臓に負担がかかる食事は避けます。

●サプリは飲まない

スープから十分に栄養を摂れるので、吸収率の低いサプリは卒業。精製された成分でできているサプリは腎臓・肝臓に負担をかけます。

●疲れたらこまめに休む

つかれを感じたら、5分でいいので横になって休みましょう。倦怠感は腎臓がつかれているサイン。腎臓が平らになることで負担が軽くなり、それだけで腎臓の休息につながります。