「いつも家が片付いている人には、3つの共通点があります」と話すのは、これまで400軒以上の片付けをサポートしてきた整理収納アドバイザー・Fujinaoさん。ここでは、そんな片付け上手の3つの共通点とともに、Fujinaoさんが考える上手にものを取捨選択するコツなどについて語ります。
すべての画像を見る(全4枚)1:一気にではなく、こまめに片付けている
皆さんは夏休みの宿題はすぐに終わらせるタイプでしたか? それとも、最終日にあわてて取りかかるタイプでしたか?
あと回しにして、ためこんだものを一気にやろうとすると、かなりの労力がかかりますし精神力も必要です。これは、片付けにも言えること。一気にやろうとすればするほど、片付けが大変になり、習慣化もしにくくなります。
脱いだ洋服は“ちょい置き”せずにすぐにハンガーに戻す、郵便物の開封をあと回しにしない、食事が終わるたびに食器を片付ける…など、部屋が片付いている人はこまめに部屋をリセットしています。
こうした「こまめな片付け」は一見めんどうに思えますが、習慣化してしまえば歯磨きと同じように無意識に動くことができるようになります。そのためには「床にものを置かない」「寝る前には出したものをしまう」など具体的なゴールを設定し、毎日その小さな目標を守ることから始めてみるのがおすすめです。
2:掃除のしやすさを意識している
掃除習慣がある人は、ものの片付けも得意だと感じます。その理由の1つが、掃除のついでにものを定位置に戻す習慣がつきやすいからです。
ほかにも、「掃除がしやすい暮らし」を優先すると、必要以上にものを置かない部屋になることも大きく関わっていると思います。その結果、ものの定位置を決めやすくなり、片付ける仕組みが自然と整うのです。
また、これは個人的な見解ですが、キレイに掃除した床や窓ガラス、ピカピカに光っている蛇口や鏡に囲まれて暮らすことで美意識が高まり、片付けへのモチベーションもアップするのかもしれません。