明るい南向きリビングにありがちな、家具や床の日焼けと室温の上昇。日刊住まいライターは住み始めて4年目の夏に、掃き出し窓に外づけシェードを設置、日差しを適度にカットすることに。日焼けを防いだのはもちろん、今年の夏の暑さを快適に乗りきれました。使い勝手や費用、工事の様子をレポート。
すべての画像を見る(全6枚)念願の南向きのリビング。しかし床の色あせが心配
わが家は夫婦と娘2人(小学4年生と未就学児)の4人家族。4年前にハウスメーカーで家を建てました。家づくりで最優先に考えたことは、日当たりのよい家にすること。
それまで住んでいたのは、南側には隣家が迫り、あまり日が当たらない家。そのこともあり、日当たりのいい土地探し購入しました。そして、家づくりでは日中過ごすことの多いリビングを南に配した間取りに。結果、部屋の中までしっかりと光が入り、とても明るいリビングがつくれたのは大満足です。
しかし、暮らしているうちに、床が日焼けにより色あせてしまわないかと、気になり始めました。というのも、10年ほど前に新築した妹宅の例があったからです。
妹宅も南向きの明るいリビングで、掃き出し窓が2つあります。強い日差しに照らされて、ベージュの床が白っぽく色あせてしまいました。その様子を見ていたので「こうならないような対策が必要だな」と感じていました。
カーテンを閉めたとしても、カーテン下からわずかに日光が入ってくるので、床の日焼けは完全には避けられません。1階のリビング窓の上に軒がないため、とくに夏の日材は日差しは強烈です。
また、強い日差しはリビングを暑くしてしまいます。あまりにも暑いときはカーテンを閉めきって過ごしたこともありましたが、室内は暗くなってしまい筆者はとても不満でした。
設置費用は収納ボックスと合わせて約4万5000円
筆者宅のリビング南側には、掃き出し窓と腰窓の2つがあります。シェードによって室内が暗くなることが懸念されたため、とりあえずお試しで掃き出し窓にだけ、シェードを設置することに。
カタログを見ると、シェードにはさまざまな種類があります。遮光率は82~97%、紫外線カット率は89~99%とバリエーション豊富。柄もいろいろあり、単色以外にボーダーやデニム柄などの柄物もありました。
また、生地の透け感も選べます。プライバシーを重視するモデルは、ほとんどシルエットが映らないタイプ。ライトなモデルは、うっすら映るタイプです。
筆者は室内が真っ暗になるほど遮光したくなかったため、遮光率83%、紫外線カット率89%のものを選びました(写真)。色は家の外観に合わせてブラウンに。
まったく透けないタイプだと、外の様子も見えにくくなります。また、夜間はこれに加えて、前から使用しているカーテンも使うので、外からの目線はさほど気にならない。ということでこの選択となりました。
さっそく業者に施工を依頼しました。1時間以内の簡単施工であっという間に設置完了。壁や窓枠への穴あけもなく設置できたので、取りはずしたあとの外観も損ねません。
シェードと収納ボックス、設置費用合わせて約4万5000円でした。掃き出し窓なのでもう少し高くなるかと思いましたが、想定より安くすみました。