日本では6割の夫婦が陥るといわれるセックスレス。「行為だけをしたいとは思い、出会い系やお店など調べてみました」と語るのは主婦の貴代さん(仮名・47歳)。夫とできなくなった一方で、40代に入り自身の性欲が高まっていったといいます。切ない葛藤をインタビューしました。
マッチングアプリに登録したら既婚者の知り合いが!?
単身赴任中の夫が夜のお店の女性とお店以外でも会っていたことが発覚し、夫婦関係は完全に修復不能な状況に。夫とはしたくないけれど、高まる性欲を解消したい。貴代さんは「してくれる」男性との出会いを求めてマッチングアプリに登録したそうです。
●出会い系はやっぱり怖い
すべての画像を見る(全4枚)「本気で婚活をするならまた使い勝手が違うのかもしれませんが、行為だけを目的に、ネットで男性探しをするのは、やっぱり怖いなと思いました。出会い系で知り合った人とホテルに行って事件に…というニュースを見るたびに、女性側のリスクを感じます」と貴代さん。
そんな折、アプリの画面に出てきたのはまさかの知人、地元の幼なじみの男性。顔を見てすぐに分かったといいます。しかも向こうも既婚者。奥さんは貴代さんの同級生でもありました。
「顔も名前も会社もそのまま出して登録しているのでびっくりしました。しかも『結婚より先に、心でしっかりつながり合える相手がほしい。だから“恋活中”です』みたいなもっともらしいことを書いていてドン引きですよ。ネットの世界だから大丈夫だと割りきっていたけれど、結局リアルな世界とすぐつながってしまうんですよね。私自身、写真を載せなければ大丈夫かなと思って気軽に登録したのですが、これはまずいと思い、マッチングアプリのアカウントはすぐに削除しました」