日本では6割の夫婦が陥るといわれるセックスレス。結婚直後からレスになり、女性としての人生が終わったと感じていた康子さん(仮名・44歳)。当時の心境をお話してくださいました。
体目的の男性から大量メッセージ。そのなかの一人に…
結婚直後からレスに悩み、ネットの掲示板の悩み相談にハマった康子さん。軽い気持ちで「さみしい」という悩みを書き込んだことが原因で大変なことに…。
●朝パソコンをあけて腰を抜かしそうになる
すべての画像を見る(全4枚)掲示板にレスの書き込みをしたことなどすっかり忘れて、翌朝、いつも通り出勤し、メールチェックを始めた瞬間に康子さんはギョッとしたといいます。
「掲示板からの通知が200件以上届いていたんです。何事かと思って確認したら、前日、私が書き込んだ夫とレスになっているという投稿が原因でした。直接ついているコメントやダイレクトに届いたメッセージを読んでショックを受けました。体目的の男性からばかりで、まともに読めないくらい気持ちが悪いものまで…」と康子さん。
康子さんが「夫のことが好きなのに、ぜんぜんしてくれなくなってさみしい」と書き込んだことで、「だからほかの男性としたい」と勝手な解釈をした人たちからの一方的なオファーが、この日を境に100件単位で送られてくるようになったのです。でもその中の1人が、レスの原因を突き止める小さな糸口となりました。
●1人の男性にだけお返事をしたワケ
「初日に届いたダイレクトメールのなかに、1通だけほかの人とは様子が違うものが混ざっていました。まず書き出しからすごく丁寧な自己紹介で‥。都バスの運転手をされているという公務員のAさんという人だったのですが、本名はもちろん、文章もですます調で、いちばん最後に『こんなこと聞いてもいいですか?』という形で、自分がレスになっている原因を女性側の私に聞きたいという切実な質問が書かれていたんです」と康子さん。
「全文を読んで、この人はすごく正直者なんだなというのがよくわかったので、この方にだけお返事を書きました」
掲示板内のDMの機能を使って送られてくるメッセージは、9割以上が年齢や職業も怪しいものばかりだったといいます。だからなおさら、普通は書かないような個人情報に近いことまできちんと書いてきているAさんには好感がもてたとのこと。