男性側の「レス事情」を知って得た気づき

康子さんは、妻とレスで悩むAさんからのメッセージを読みながら、自分と似てる部分があると感じます。

●「お母さんの代わりをしちゃっているんだろうな」

育児
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「Aさんからのメッセージには、出産して子育てが大変で夫の相手もできない奥様のことを、かいがいしくお世話している日常の様子がたくさん綴られていました。そこには奥様への愛があふれていたし、性行為じゃなくてもただ触れ合いたいという率直な気持ちも書かれていました」と康子さん。

「それを読みながら、女性っぽいなと感じたんです。これは決して悪い意味ではなくて。きっとAさんの奥様にとって、Aさんはもはや夫ではなく、お母さんの代わりになっちゃっているんだろうなと思いました」

そして、康子さんはAさんへのお返事を書く中で、Aさんの状況が自分と重なることに気がついたのだそう。

「結局、私も同じだったんですよね。新婚だからって、料理を毎日全力でがんばるわけですよ。ワイシャツも1枚100円程度なんだからクリーニングへ出せばいいのに、自分でアイロンをかけてあげることに意味があるような気がして」と康子さん。

「それでがんばっても、がんばっても、夫とはレスの関係が深まっていきます。女性としての人生が終わったなんて悩んでいたけれど、私は女とか妻ではなく、夫の母親代わりをがんばっていただけだったんだと気がついたんです」

康子さんはAさんとやり取りするうちに、してもらえない辛さは、“女だから”とか関係ないんだ、男性も同じなんだな…というのを知って、「救われた気持ちになりました」。

 

●DMで出会った男性との関係は…

さよなら

掲示板のDMを介したAさんとのやり取りは、3日ほどで終わったそう。その理由は、100件単位で届く迷惑メールを毎日削除する作業に康子さん側が疲弊してしまったから。

Aさんには正直に事情を話し、この掲示板から離れることを伝え、お互い「ありがとうございました」とお礼を伝え合って、康子さんは自分のアカウントを削除しました。

次回は、レス解消に向けて、ネットの掲示板ではなく、夫と直接話し合いをしたお話です。

◆次回のお話はこちら!

「どうして私としてくれないの?」。セックスレスの夫に聞いたらむしろ幸せになれた:康子さんの場合3

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