共働き夫婦と、小さな娘1人の3人家族が快適に暮らすマンションリノベーション事例です。きっかけは妻のテレワーク。都心の賃貸マンションから、夫も通勤しやすく、子育てにもいい環境を求めて郊外へ移転。購入した物件は、70㎡台、個室が3つ並ぶ4LDK。和室をなくしてLDKを広げ、一角に妻のワークスペースを。個室のひとつをウォークインクローゼットにしてたっぷり収納を実現しました。仕事も子育てもしやすい工夫の数々。要チェックです!
すべての画像を見る(全17枚)DKの近くに妻のワークスペース。休憩代わりにご飯の支度も!
Hさんの家 東京都
- ・家族構成:夫40代 妻30代 長女3歳
・築年数:17年(2006年築)
・専有面積:73.00㎡
・工事費:1500万円
・設計・施工:SHUKEN Re
東京都・世田谷区の小田急線・千歳船橋駅に近い賃貸マンションから、同沿線で町田市にある玉川学園駅が最寄りの中古マンションに住み替えたHさん一家。
妻は、子育てしながら働きやすいテレワークに切り替えることを決断。転職のタイミングに合わせて、住環境も整えることにしました。
購入したのは、郊外ならではのゆとりのあるつくりが特徴の大規模マンション。窓からは周囲の緑が眺められ、環境は抜群です。
写真は、南側がほぼ全面窓のLDK。天井際に設置されていたカーテンレールを生かし、透け感のあるギャザーカーテンで天井の高さと開放感を強調しています。
「以前は買い物も保育園も徒歩でパッと行けたけど、ここではクルマがないと不便なんです。その代わり駐車場代は10分の1くらい。子どもがいるとクルマがある方が便利だし、私はクルマの運転が好きなので、この生活スタイルの変化を楽しんでいます」(妻)。
リノベーションのポイントは、LDKの一角にワークスペースを設けたこと。以前はダイニングテーブルで仕事をしていたため、食事のたびに書類を移動するのが面倒だったそう。
既存の出窓を生かした、眺めのいいデスクのあるワークスペースは仕事もはかどり、ガラス扉を閉めればリモート会議にも集中できます。
「リモート勤務は9時から18時までですが、休憩代わりにご飯の支度などができるのもテレワークの魅力。気分転換にもなり、家事も効率よくこなせます」(妻)。
セミクローズタイプだったキッチンは、壁をなくしてオープンに。カウンターを設け、タモ材の腰壁で家具のように仕上げました。さらに板張りの天井を設けるなど、好みのスタイルにアップグレードしています。
座面がワイドなソファが、くつろぎを感じさせるリビング。テレビ下の台は、妻が独身時代から愛用しているものです。