大手ハウスメーカーで建てた、40代の夫婦と3人の子どもたちが暮らす家を紹介します。約10畳のテラスとつながる大きな開口のあるLDKの一角には、妻の書斎が。2階には、子ども部屋と一体的なファミリーライブラリーも。家事や収納がしやすい工夫がそこかしこにあります。家族がそれそれに過ごせる場所がたくさんある家です。
すべての画像を見る(全22枚)暗くて部屋が狭かった不満を、建て替えですべて解決
Tさんの家 東京都 家族構成/夫40代 妻40代 長男14歳 長女11歳 二男8歳
設計・施工/ミサワホーム
15年前に購入した築40年の中古住宅を、建て替えることにしたTさん。狭くて暗いリビングから、広々と明るいワンルームのLDKのある住まいを実現しました。
建物を敷地北側に寄せて建てることで南側に広い庭を取り、南面する開口部の上部をフィックスガラスにしてたっぷり採光。ダイニングのある北面にも掃き出し窓を設置し、十分な明るさと風通しを確保しています。
家づくりでこだわった8つのこと
妻が好きな古い和家具が似合うダークな木目調の内装が、しっとりとした落ち着きを醸し出す室内。広くなったリビングには床暖房を敷設し、床でゴロゴロするくつろぎスタイルがより快適に。
「テラスとつながり室内がさらに広く見えるので、3人の子どもたちと一緒に過ごしていても、ゆとりが感じられるようになりました」とTさんは話します。
1.古い和家具が似合うフローリング
古い和家具は妻が好きで集めたもの。それらがしっくりとなじむよう、フローリングはダークな色合いのブラックウォールナットに。
2.子ども関係の書類を集中的に管理する妻の書斎
リビング入り口のちょっとしたスペースにデスクを造作し、妻の書斎に。散らかりがちな子ども関係の書類はここでさばきます。
3.動線上にある趣味で集めたカップの展示棚
キッチンへ至る裏動線には棚を設置しました。
妻がこつこつ買いためた陶器のカップアンドソーサーを飾り、行き来するたび楽しい気分に。
4.対面と独立のいいとこ取りしたキッチン
キッチンはシンクのみダイニングテーブルと一体化させ、コンロは奥に壁づけに。「油はねが気にならず配膳や片づけがラク」(妻)。
5.外の空気を思い切り吸える広いテラス
約10畳の広さを持つウッドテラスには、アウトドア用のしっかりした家具を置いてくつろぎの場所に。子どもたちの遊び場にも!
6.家族の写真や作品を飾れるよう演出された階段
階段の一面をレンガタイル貼りにして見応えのある空間に。
飾り棚には、子どもの作品や家族写真でつくった毎年の年賀状を飾っています。
7.5人家族対応の広いカウンターの洗面室
5人家族がスムーズに身支度できるよう、洗面カウンターは大きめのものを採用。
背面はデッドスペースを利用して収納量アップ。
8.家族それぞれが区画ごとに使用するファミリーライブラリー
2階の子ども部屋と一体的なファミリーライブラリー。太いグリッドとダークな色調が置くものを引き立て、非日常感や楽しさが漂います。