●自分が「したいこと」を新たな場所で満たしていこう

本来、加齢とともに若さや健康、親の看取り、定年などでの喪失体験が増えてきます。

この先は長いようで短いと、心の隅では感じているのです。だからこそ、「~すべきこと」に時間を使うより「~したい」ことに時間を使いたいと思うのです。つまり自分の欲求を満たしたい、自分にとって意義あることをしたい、という思いを満たしてくれる場所が大人のサードプレイスです。

私が、どんなに仕事が忙しくても休むことなく、ピラティストレーニングをするのは、「おばさん」が本気で筋トレしたらどうなるのかという好奇心と自分への期待からです。

ステンドグラスでつくる
アンティークガラスでクリスマスリースづくり
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そして、また不器用でせっかちな性格なのにステンドグラスづくりをやってみようと一歩足を踏み入れたのも、異なる環境に身をおくことで新たな視点を得たいと思ったからです。

このどちらも、積極的に探し当てたのではなく、たまたま出会った人がその道のプロだったこと、先生にリスペクトすべき点がありすてきな人だったことがきっかけでした。だからエイッと勇気を出せました。ピラティストレーニングについては、やっているうちに自然にハマっていったのです。楽しくてしょうがないものは前向きにとり組めます。

時間はあるのに何をしていいかわからない人は、とりあえず目についたことをやってみることです。やってみて、合わなければやめたらいいだけのこと。むしろ自分に合わないことの傾向がわかることで、失敗の確率が減ることになります。

もし、ひとりが不安なのであれば、友人に連れていってもらうのもいいですね。私も友人や知人に頼まれ一緒にピラティスをして、今では切磋琢磨するいい仲間です。

 

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