2階の寝室の壁面には、デスクや本棚をつくりつけ

狭さを感じさせない寝室のガラス扉
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寝室は、風や雨の音を気にせずにゆっくり眠れる2階に配置。扉に強化ガラスを採用し、視線の抜けや明るさを確保することで、狭さを感じさせないように工夫しています。

壁面には本棚やデスクをつくりつけ、ベッドも造作したそう。「狭くて変形した空間に既製品の家具を置くと、ムダなスペースが生まれてしまうんです」と宮原さんが説明すると、「だから全部造作しているんですね~。敷地の変形した部分も、うまく収納に利用していておもしろい」と感心する田中さん。

 

壁面につくりつけた本棚の前で語り合う2人

「本はかなり整理しましたが、中学生の頃から持っているバロウズのSF小説とアラビアンナイト(『千夜一夜夢物語』)全巻。これは捨てられない」「あ~、このタッチの挿絵、懐かしい」と、壁面につくりつけた本棚の前で語り合う2人。

 

ベッドの両サイドにはコンセントと手元灯が

ベッドの両サイドにはコンセントと手元灯が。「寝ている人のジャマをせずに読書ができ、常夜灯にも」(宮原さん)。

 

サニタリーはスキップフロアの段差を有効活用

スキップフロアを利用して階段に配置

「トイレや洗濯機を置く場所がなかったので、スキップフロアを利用して階段に配置しました」と宮原さん。トイレの手洗い器の横には、隣に配された洗濯乾燥機の湯気を抜く換気扇を配したすき間が設けられています。

 

洗濯機の上はLDK

リビングの下に設置された洗濯機。

 

トイレ

「LDKにも寝室にも近くて便利」(田中さん)というトイレ。少ない移動ですむのも狭小住宅ならでは!

●お知らせ
田中さんが住宅雑誌『住まいの設計』で2018年から連載している「家好き芸人 アンガールズ・田中が行く!建築家の自邸探訪」が、1冊の本に。これまで田中さんが訪ねた個性豊かな20軒のお宅を掲載。加えて、田中さんの素顔に迫る新規記事も充実しています。

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