無垢の床のデメリット

一方、筆者が感じているデメリットは、以下のものです。導入時から、これまで使っていて感じることまで、さまざまあります。

・シミができやすい
・収縮する
・コストがかかる

 

シミになりやすい床板
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●デメリット1:シミができやすい

こぼれた水分がシミになりやすいのは、無垢の床のデメリット。こぼしてもすぐにふけば問題ないですが、こぼしたというほどではない、水ハネなどの小さなものが、気づくとシミになっているのは日常茶飯事。

小さなシミは、固く絞った布でこすると目立たなくなります。ただ、日々のことなので、手間がかかるのはストレスです。

 

●デメリット2:収縮する

調湿性のある無垢の床は、季節によって収縮します。とくに、冬場は床材が縮み、床材と床材の間に隙間ができてしまいます。

隙間といってもわずかなものですが、小さなゴミが隙間に入ってしまいます。掃除機で吸い出せることがほとんどなので、困るというほどではありません。でも、ちょっとしたストレスに。

 

●デメリット3:コストがかかる

一概には言えませんが、一般的には、コストが上がる傾向に。

わが家のリノベーションでは、無垢の床を採用することの優先順位が高かったため、コストがかかっても採用を迷うことはありませんでした。しかし、そのほかの部分で調整することになりました。

以上、筆者が感じたメリット&デメリットでした。見た目はもちろんですが、冬や夏に快適に過ごせるという機能性にも注目したい無垢の床。ついたキズやメンテナンスすらも楽しめそうな人なら、ぜひ、家づくりの際に検討してみては。

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