大根は部位を上手に使い分けると、おいしさがアップしてメニューの幅も広がります。今回は大根の上部を使って、甘味がクセになる「フライド大根とササミのカレーフライ」のレシピをご紹介します。
根菜の定番「大根」を使いこなそう
大根は部位によって味や食感が違うので、まずは基本をマスター。それぞれの特徴と向いている調理法を紹介します。
すべての画像を見る(全2枚)●上部
水分が多くてみずみずしく、甘味が強いのが特徴。そのため、サラダや野菜スティック、あえ物などの生食に最適。ややかための食感なので、炒め物にしてもおいしい。
●真ん中
甘味と辛味のバランスがよくクセがないため、オールマイティに使える。やわらかい部分なので、厚切りでつくりたいふろふき大根やおでんにはこの部分を使うとよい。
●下部
辛味が強くて繊維質。食べたときに口の中に筋が残りやすいので、薄切りにして漬物や汁物の具に。辛味の効いた大根おろしが好きなら、この部分を使うのがベスト。
●他にも知っておきたい! 大根の基本
栄養
ほとんどが水分だが、ビタミンCとジアスターゼなど胃腸の働きを助ける複数の酵素を含み、「自然の消化剤」とも呼ばれている。葉はβカロテン豊富な緑黄色野菜。
選び方
葉や茎の切り口がみずみずしく、形は太くてまっすぐなものが理想的。ひげ根が少なく、皮のきめは細かくてハリとツヤがあり、ずっしりと重みのあるものを選んで。
保存法
買ってきたらすぐに葉を切り離し、新聞紙に包んで、冷暗所に保存。使いかけのものはラップで包み、野菜室で立てて保存を。葉はポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。