家でもっとくつろぎたい、と思ったらインドアグリーンを取り入れましょう。眺めているだけでリフレッシュできます。インテリアのアクセントになって、部屋のおしゃれ度もグンとアップすること間違いなし。知らないと残念すぎる人気の15種類を、グリーンショップ「garage」代表の二村昌彦さんが紹介します。

コウモリラン
シカの角のような形の胞子葉をもつコウモリランは、壁にかけてもおしゃれ
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1.コウモリラン(ビカクシダ):壁面や空間をスタイリッシュに演出!

・特徴
シダの仲間で、自生地では樹木に着生。水を蓄える貯水葉とシカの角のような形の胞子葉をもつ。

・お手入れのコツ
直射日光を避け、明るく風通しのよい場所で管理。長期間日陰に置くと株が弱ることも。用土は鉢植えの場合は水はけのよい土を、ヘゴ板(ヘゴの木の気根を、板状にカットしたもの)につける場合はミズゴケを使う。水やりは土が乾いたらたっぷりと。冬は乾かし気味に。

・飾り方のヒント
バスケットでつるしたり、ヘゴ板づけにして壁かけに。壁面や空間の装飾にぴったり。

 

2.エバーフレッシュ:繊細な葉が美しい人気のグリーン

エバーフレッシュ

・特徴
ネムノキの仲間で、生育は旺盛。昼は葉を開き、夜は閉じる動きを繰り返す。枝ぶりはしなやかで、細長く連なった葉がすずしげな印象。春から夏に、フワフワして丸みのある黄緑色の花が咲く。

・お手入れのコツ
日当たりを好むが直射日光は苦手なので、室内の明るい場所で管理。過乾燥に弱く、春から秋は土が乾ききらないうちに水やりを。

・飾り方のヒント
細長いフォルムに合わせ、縦長の鉢に植えるとスタイリッシュな印象に。

 

3.モンステラ:葉の大胆な切れ込みが印象的

モンステラ

・特徴
熱帯地方原産で、自生地ではひなたの樹木に着生。大きな葉に切れ込みが入り、ダイナミックな印象のデリシオーサ、コンパクトなペルツーサなど、多くの品種がある。

・お手入れのコツ
日当たりと高温多湿を好むが、耐陰性もあり乾燥や低温にも耐える。冬は明るい室内に置いて、水はひかえめに。

・飾り方のヒント
デリシオーサはリビングのシンボルツリーに。大きすぎて圧迫感があれば、部屋のコーナー部分に配置するのがおすすめ。

 

4.チランジア:鉢や土のいらない、不思議な着生植物

チランジア

・特徴
樹木の幹、岩などに着生し、雨や霧から水分を吸収。空中で生育できるため、エアプランツの呼び名も。細い茎が房状に茂るウスネオイデス、葉に細かな産毛が生えるハリシー、花が美しいベルゲリやイオナンタなど、品種多数。

・お手入れのコツ
真夏の直射日光を避け、明るく風通しのよい場所へ。週に2、3回、夕方以降に霧吹きで株全体を湿らせる。

・飾り方のヒント
土が必要ないため、つるしたり流木に着生させたり、自由なディスプレーを。

 

5.サンスベリア:硬質で肉厚な葉が個性的

サンスベリア

・特徴
肉厚で硬質な葉が特徴。多くの品種があり、株のサイズ、葉の形、色、模様のバリエーションが豊か。

・お手入れのコツ
真夏の直射日光を避け、日当たりから半日陰に置いて。過湿には弱く、水やりは土が乾いたらたっぷり、冬は水を切って休眠させるかひかえめに与える。

・飾り方のヒント
サムライドワーフのように葉を扇状に伸ばす小型品種は、テーブルやシェルフの上などに。大型で直線的なローレンティなどは、背の高い鉢に植えて床置きに。