11.アガベ:ハードで無骨な雰囲気が魅力
すべての画像を見る(全15枚)・特徴
原産は中南米の乾燥地帯。多くは葉の縁に鋭いトゲがある。青白い肉厚な葉が美しいパリー、トゲのないやわらかな淡緑色の葉と太い茎が特徴のアテナータ、葉のしなやかな曲線が美しいベネズエラなど。
・お手入れのコツ
年間通して日の当たる窓辺で管理。乾燥や暑さに強く、鉢の土が乾いたら水やりし、冬は月に1、2度程度に。過湿に注意。
・飾り方のヒント
無骨なイメージの品種が多く、どっしりとした鉢との相性がよい。
12.ペペロミア:葉の模様や色のバリエーションが豊か
・特徴
世界に約1400種あるといわれる。光沢のある肉厚な葉を持つジェイド、葉にスイカのようなしま模様が入るアルギレイアなど、品種により草姿はさまざま。
・お手入れのコツ
年間通して明るい日陰で管理。春から秋は鉢の土が乾いたら水やりし、冬はひかえめに。
・飾り方のヒント
小型の品種が多く、インテリアのアクセントにぴったり。土の過湿には弱いが、高温多湿を好むため、トイレの窓辺や洗面所などに飾るのもよい。
13.ホヤ:多肉質な葉と花が楽しめるつる性植物
・特徴
200以上の種類があり、多くがつる性。香りのよい花を咲かせる品種が多い。ハート形の葉がかわいいカーリー、夏に桜色の花を咲かせるカルノーサなどがある。
・お手入れのコツ
直射日光を避け、明るい室内で管理。土の過湿には弱いが空中湿度は好むため、乾燥する室内では、霧吹きで全体を湿らせるとよい。
・飾り方のヒント
小型品種が多いので、小さめの鉢を選んで。つるが長く生長したものはつり鉢に。
14.ドラセナ:不動の人気を誇る、強健な観葉植物
・特徴
初心者にも育てやすく種類が豊富。幸福の木とも呼ばれるマッサンゲアナ、日陰に強いデレメンシス、幹の先に細い葉が生えるコンシンネなどがある。緑葉のほか、黄色や白、ピンクのしま模様や斑が入るものも。
・お手入れのコツ
直射日光を避け、日当たりと風通しのよい場所に。水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと。冬はひかえめに。
・飾り方のヒント
小サイズから大型まである。メインツリーには株立ちしたものを選んで、存在感を強調。
15.フペルジア:珍しいフォルムで人気急上昇中のシダ
・特徴
短く細い葉をつけた穂が長く垂れ下がる、熱帯アジア原産のシダ植物。自生地では、樹木や岩に着生。
・お手入れのコツ
直射日光を避け、風通しのよい半日陰から明るい日陰で管理。耐寒性には劣るため、冬は10℃以上をキープして。水やりは用土が乾かないようたっぷりと。湿度を好むため、霧吹きで水をかけると効果的。
・飾り方のヒント
つり鉢に植えて空間ディスプレーに使うのがおすすめ。用土はミズゴケを使うとよい。
●教えてくれた人:二村昌彦さん
豊橋、名古屋、横浜、立川に店舗を展開する、グリーン&インテリアの人気ショップ「garage」代表。植物と暮らしに関わるワークショップやギャラリーでのイベント、庭の施工なども行う