40種類の植物たちに囲まれた専有面積90㎡、30代の建築家の夫と妻が暮らすマンションリノベーション事例です。三面採光の室内は、ほぼワンルームのようなプラン。光も風も気持ちよく抜けます。住まいの真ん中には訪れた人を出迎える、まるでレストランのようなオープンキッチンが。テレワークという働き方にも対応した住まいです。
すべての画像を見る(全17枚)外からの視線をたくさんの植物で軽やかにかわして
伯耆原さんの家 東京都
- ・家族構成:夫32歳 妻32歳
・築年数:築34年(1988年築)
・専有面積:90.00㎡
・工事費:1500万円(税・設計料込み)
・設計:HAMS and, Studio
8か所に開口がある三面採光で、光も風も気持ちよく抜ける伯耆原(ほうきばら)邸。もともとは中央に水回りが配置され、空間がこま切れになっている間取りで、せっかくの視線の抜けや開放感が生かせていませんでした。
そこで、伯耆原さんは思いきって約90㎡の大空間をほぼワンルームに。物件のポテンシャルを最大化し、隅々まで視線と風が抜ける空間を完成させました。なかでも印象的なのは出窓に配置されたたくさんのグリーン。
「住宅街に建つマンションの2階なので、窓の向こうは戸建てのバルコニー。窓の手前に何かを置いて目隠しやアイキャッチにできないか…と考えていたとき、植物をたくさん置くというアイデアが浮かびました。造園業者のグリーニアンさんとコラボして、室内でも無理なく育てられる植物を選定し、目いっぱいのグリーンで窓を埋めています」(伯耆原さん)
「これだけの植物があると手入れや水やりは大変ですが、夫妻で分担しながら楽しんでいます」(妻)。