●親になって、子どもから学ぶことも多い

病気が見つかる前から仲がいい家族だったと言いますが、病気を乗り越えて、その絆はさらに強くなりました。

笑顔のDJ KOOさん
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「娘の試験が終わったらお疲れさま、とか、ケーキを買って来たりとか。自分の持っているものも、本当に全部、娘や奥さんからいただいたものばっかりなんですよね。たとえばお財布も、ずっと誕生日や結婚記念日にもらったもの。それも、財布のここがちょっと使いにくそうだな、と気がついたら新しいのにしよう、ってプレゼント。家族同士が見てるっていうのはいいな、と思いますね。最近は唯一、歯磨き粉がなくなったよって言ったぐらいですね(笑)」

仲がいいDJ KOOさんのおうちですが、子育てにおいて大切にしてきたのは、「小さい頃から子ども扱いしないようにすること」。常に親と同じ目線で娘さんと話をすることを心がけてきたと言います。同時に、娘さんに教えてもらうことも多いのだとか。

子どもが生まれてから子どもに教わることがすごく多いですね。親になって、また新たに一つ一つ勉強したり、人と関わるときには、こういうことに気をつけて友達づきあいをしていくべきなんだとか。そういう常識的なことから心遣いまで、もう一度なにか見直したような感じ。やっぱり子どもって家族の中ですごく大きな存在ですよね」

●SNSも家族ぐるみで楽しむ

DJ KOOさん2

「洋服の情報とか、子ども中心にどんどん出てきて、今はなにを楽しんでるんだろう、なにが好きなんだろうっていうことを家族で共有し合ったりしますね。おかげで僕のSNSも家族ぐるみで、『こういうデザートをデパ地下で売ってたから、これを載せるといいんじゃない?』って奥さんが買ってきてくれたり、娘は写真を撮るのが上手いから『この角度で撮ろうよ』とか」

そして、家族の仲を深めていくのにも、「ルーティン」をつくるのはいいと言います。

「プレゼントルーティンとか、そういう家族行事のルーティンをつくっていくと、家族同士の目線でちゃんと自分を見られてるんだ、こうやって考えてくれてるんだ、っていう“家族ぐるみ”という形ができますよね。旅行にしろ、ちょっとした食事にしろ、なにか家族でやるルーティンをひとつ見つけるといいかもしれないですよね」

『あと10歳若くなる!  DJ KOO流 心・体・脳の整え方』
『あと10歳若くなる!  DJ KOO流 心・体・脳の整え方』(PHP研究所)
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