長く過ごすリビングの隣に、趣味などに使える多目的ルームがあると、在宅時間が充実します。すぐ近くに独立スペースがあるから、やりたい趣味をサッとスタート。隙間時間が有効活用できます。1年ほど前にハウスメーカーで家を建て、実際に多目的ルームを採用した日刊住まいライターが、その満足度を紹介。
すべての画像を見る(全14枚)リビングの隣りにあるのに、ほどよいおこもり感
楽器演奏やヨガ、宅トレの趣味をもつ筆者と家族。1年ほど前にハウスメーカーで家を建てる際、防音室を兼ねた「多目的ルーム」をつくることに。趣味が続けやすいようにと、「多目的ルームをリビングすぐ隣に配置する」という選択をしました。
この図面は、LDKと多目的ルーム(図面では「趣味室」)の位置関係を表したもの。多目的ルームのドアはガラス製ですが、間取りの関係性によって、ダイニング、またリビングのソファから、部屋の中は直接見えません。
ちなみにこちらは、ダイニングのイスから多目的ルームの入り口(ガラス扉)を見た様子。このように、部屋の中までは視線が届きません。おかげで、多目的ルームにいると、ちょっとしたおこもり感のある時間を過ごせます。楽器演奏といった趣味に、集中できるのもメリット。
独立した部屋だから、趣味の時間がすぐ始まる
あえて、生活のメインともいえるリビングダイニングの隣に配置したのには理由があります。それは、「すぐにできる」環境がないと続かないという、自分の性格をわかっていたから。
また、趣味のスペースを独立させて、多目的ルームにしたこともポイント。趣味に使う道具を広げたままにしたり、収納スペースをとったりできることが、「すぐにできる」ことにつながります。
こちらは、多目的ルームの収納の様子。かさばるギターケースや、ウクレレケース、ヨガマットなどを入れやすいよう、オープンで高さも広さもしっかり確保してあります。
収納の使いやすさも、「すぐにできる」環境に重要な要素だと感じています。