●ゆるく続けていたらルーティンになったことも

横顔で微笑む女性
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 仕事に対して真摯に向き合っている石野さんですが、自身からするとオンとオフの切り替えもあまり得意ではないのだとか。

「家にいても仕事のことをぐずぐず考えてしまって、いつも学校の宿題を抱えているような気分(笑)。でも、そんなときこそ気分転換をします。たとえば料理。難しいものはつくらないですが、食材を切る時間や、どんな器に盛りつけをしようかと想像するひとときは楽しいです。ひとりで器を探しに出かけることもあるので、うちには和食器から洋食器までいろんな器がありますが、今は新しく買うのをセーブしています。また、ベランダのお花の手入れをしたり、手紙を書いたりする時間も。ハガキにちょっとした絵を添えて友人に送ると、『この絵、あなたが描いたの!?』なんて反応が返ってきて。特別とは言えないひと手間ですけど、なんだか日常の彩りを楽しんでいる気がします」

ワクワクとした笑顔でそう語り、続けて身体を健やかに保つ習慣についても教えてくれました。

「ずっと続けているのがスクワット。毎日絶対やる! と決めているわけではなくて、サボる日もあります。サボったっていいと思いながらゆるく続けていたら、いつの間にかルーティンになっていました」

●自分を褒めることで、プラスの気持ちを積み重ねる

石野真子さん2

日々過ごしていると、当然自分の思うようにいかないことも多々あります。そんなとき、石野さんは「自分を褒めること」を大切にされているそうです。

「仕事で落ち込むこともたくさんあります。そういうときは『昨日はダメだったけど今日はうまくいった!』『無事に撮影が終わった! 今日も無事でなにより』ってシンプルに自分を褒めてプラスの気持ちを積み重ねて、なんとかここまできたように思います。

ESSE読者の皆さんは、いかがですか? 忙しくて自分に甘くなんて無理~! と思われている方もいらっしゃると思いますが、ご自分を是非大切に甘々で…(笑)。女性は強いから変化に対応しながらいろんなことをきっと同時にされているかと思います。でも、それを全部自分ひとりでがんばりすぎないでね。周りを頼ったり自分を褒めたりすることもがんばってほしいです。私なんて自分を褒めちぎってやってきましたから。そうやってできた余白の中で、日常を楽しめたらすてきですよね」

 

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