10代で芸能界デビューして以来、常に最前線で活動してきた石野真子さん。数多くのドラマに出演されている石野さんですが、9月にはなんと6年ぶりとなる舞台『きっとこれもリハーサル』に出演されます。
『きっとこれもリハーサル』石野真子さんインタビュー
すべての画像を見る(全4枚)そこで今回は石野さんに、久しぶりの舞台への意気込み、そして日々を健やかに過ごすために心がけていることをお伺いしました。
●キャリアを積んだ今でも変わらない緊張
舞台『きっとこれもリハーサル』は、石野さん演じる4人家族の母が発した「喪主の練習がしたいの」という突拍子もない一言から、お葬式のリハーサルが始まるというストーリーです。「終活」がテーマの今作に、石野さんはどのような印象を抱いたのでしょうか?
「『終活』という言葉は、ここ数年でよく耳にするようになりましたよね。ワードだけ見ると少し衝撃的ですが、この作品はコメディ。家族の愛情から生まれるとても前向きな話で、誰もが向かう『終わりのとき』について舞台ならではのユーモアを交えながら展開していきます。私は、すでに自立している2人の子を持つ母親役。ここ数年で生きることについて考える機会が増えました。だからこそ、私と同年代の方だけでなく、『近くて遠い? 愛おしいけどやっかい? わかっているようでわかり合えていない存在?』である『家族』ってなんだろうという身近な疑問に、共感して頂けるのではないかなと思っています」
ゆっくり丁寧に、作品についての想いを語る石野さんに、久しぶりに舞台に立つ心境について尋ねると、朗らかに答えてくれました。
「このようなご時世での舞台ということで、もちろん心配事もありますが…それでも直接お客さまの前でお芝居ができること。とても有難い機会を頂けました。よく、『もう仕事で緊張なんてしないんじゃないですか?』なんて聞かれたりもしますが、早くそうなりたいです! 舞台に限らず、いつも目の前のお仕事に緊張でいっぱいいっぱいです」