引っ越してすぐに住めるイメージの建売住宅。しかし実際は、自分でお金を負担して設置をしなければならないものがいろいろあります。カーテンレール、テレビのアンテナ、照明の設置をあわててするはめになった日刊Sumaiライター。反省を込めて、入居前に確認すべきだったこと、追加で負担した費用などについて語ります。入居先に建売住宅を検討している人はご注意を。
すべての画像を見る(全6枚)カーテンレール:10万円の出費に!計測もかなりの負担
筆者は私たち夫婦と7歳と5歳の子どもの4人家族。4年前に建売住宅を購入して引っ越したのですが、当時は遠方に住んでいたこともあり、引っ越しや新居の準備がとても大変でした。
「カーテンレールがない!」と気がついたのは、不動産会社の方から写真を送ってもらったのがきっかけです。インテリアをそろえるためイメージしやすいように、と送ってもらった写真に救われることに…。
カーテンレールは、自分で購入し取りつけの手配をしなければなりません。筆者がカーテンレールを取りつけた窓は、1階が5か所、2階が8か所。ニトリでカーテンレールを購入し、取りつけもお願いして総額で約10万円かかりました。
カーテンレールは長さによって差があり、筆者は約2700~4000円のオーソドックスなタイプを購入。それでもトータルにすると約10万円。ちなみにもっとデザイン性の高いものを選ぶとすると2~3倍の値段になります。
取りつける際に、自分でうまく計測できない場合は出張依頼ができます。筆者は計測の自信がなかったので、業者の方に来てもらうことに。全国展開のニトリで購入したので、カーテンレールの購入や計測日、取りつけ日の手配などは、当時住んでいた地域で行えました。
計測日は、引っ越し先の近くに住んでいる母に、立ちあってもらえる日を確認して依頼。カーテンレールの取りつけは引っ越しの当日にしてもらいました。計測も含めてのスケジュールを考えると、1か月前に気づけてギリギリセーフ、という状況でした。
テレビアンテナ:端子があるだけで、アンテナはなし
建売住宅を購入するときに、多くの人が見落としやすいとされているのがテレビアンテナの設置手配です。幸いなことに、ネットで新居に必要なものを検索していたとき、テレビアンテナは自分で取りつける必要があると知りました。
テレビが大好きな筆者は、「これは早めに手配しておかなければ…」と、ここだけは引っ越しの3か月前に手配を開始。口コミサイトを参考に、地元の電気屋さんを調べました。
そのときにテレビアンテナにも種類があるのだと知ったのです。筆者宅では地デジアンテナは、見た目がシンプルなデザインアンテナを選択。事前にアンテナの種類も選び、ネットで申し込みをすると担当の方から連絡があり、そこで日程の調整を行いました。
入居後すぐに見られるようにと、引っ越し当日にテレビアンテナを取りつけてもらうよう依頼。引っ越しシーズンは希望の日づけで予約が取れないことが多いので、業者の方は「早めに連絡して正解でしたね」と言っていました。
実際に、取りつけにかかった費用は約6万円で、工事にかかった時間は約2時間程度。引っ越してすぐの忙しい時期に、数時間外出ができないのは、筆者としては一大事でした。
かかる時間も事前に聞いていたので、その時間を使ってインテリア用品や生活必需品など、通販で購入したものを届くように時間指定したり、荷ほどきをしたりして有効活用しました。