「尿もれ」はこんな症状
すべての画像を見る(全7枚)くしゃみなど腹圧をかけたときに、意思とは関係なく尿が出てしまうのが尿もれ。
「出産や加齢などの影響による骨盤底のゆるみが原因。40代以降の女性の44%に尿もれの経験があるというデータもあります」
●対処法
頻度や1回の量が多い場合は治療のサイン
「1日に何回も尿もれがある、1回の量が多い場合は治療のサイン。それ以外は骨盤底のゆるみを防ぐ、骨盤底筋を刺激する運動を3か月以上続けてみましょう」
「骨盤臓器脱」はこんな症状
骨盤底に収まっている臓器が腟口から飛び出てくる状態。
「膀胱脱、直腸脱、子宮脱の順で頻度が高く、複数の臓器が落ちてくる場合も。とくに夕方になると、股間のあたりに違和感や異物感を覚えます」
●対処法
排便時にいきむ、くしゃみなど腹圧をかけないように心がける
症状に応じて、手術や保存的治療などが行われます。
「予防法は骨盤底筋を鍛えるヨガのほか、適正体重を保つ、排便時にいきまないなど腹圧をかけない生活を心がけましょう」
骨盤臓器脱・尿もれ対策に「フロッグライズ」
骨盤内の臓器を正しい位置に保つ骨盤底筋。意識しづらい骨盤底筋を強化するヨガのポーズで、下半身のトラブルを予防しましょう
(1) 肩幅より広めに足を開いて立つ。上体を前に倒して背中を丸め、足の親指を手の人さし指と中指ではさんで握る。
(2) 息を吐きながらお尻を突き出すようにひざを伸ばし、視線を正面にして10秒キープ。キツい人はひざに手を置いても。