「買い物のときに、毎回子どもからおやつをねだられる…」なんてことはありませんか? 「おやつの購入から管理までを子どもたちにすべて任せたら、ねだられることもなくなりました」と話すのは、昨年の「ESSE暮らしグランプリ」でグランプリを受賞したライフオーガナイザーのharuさん。おやつの購入と管理を子どもにうまく任せるコツと、haruさんが感じたメリット教えてもらいました。

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おやつの購入・管理を子どもに任せるための4つのステップ

子どもたち
小学校高学年の長男ら子どもたちにおやつの購入・管理を任せているharuさん。予算内で自分の好きなおやつを食べています
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子どもと一緒に買い物に行くと、「おやつ買って!」とせがまれて困ったり、おやつを買い忘れてしまったときに「今日はおやつないの?」と言われてイラっとしたりしませんか?

わが家では、そんな“おやつ買って問題”を解消するために、おやつの購入から管理までを子どもたちにすべて任せることにしました。任せてみると、子どもたちのなかで、おやつは“親が買い与えてくれるもの”ではなく、“自分たちで決めるもの”になり、その結果「おやつ買って!」とせがまれることもなくなりました。

今回は、わが家で実践しているやり方と、やってみて感じたメリットをご紹介します。

 

●STEP1:予算などのルールを決める

予算

まずは、おやつ代の予算や決まりごとを決めます。初めは1週間単位など、短いスパンでの予算を渡すと子どもが管理しやすいです。週の予算は、1か月の家計の予算から割り出すか、1人当たりの1日の金額×日数×子どもの人数で算出するなど、やりやすい方法でOK。

予算のイメージがわかない場合は、実際に大人が買って量を確認してから決めたり、実際にやってみて何度か修正してみるといいと思います。ただ、金額を減らすと文句が出るので、最初は少なめにすることがポイント! そして、「おやつが途中でたりなくなっても、お金を追加で支給はしない」という約束をします。

 

●STEP2:買い出しに行く

スーパー

予算が決まったら、次に買い出しに行きます。子どもの年齢次第だと思いますが、わが家は以下の5つのステップで徐々に慣れていきました。

1.一緒に店のお菓子売り場まで行き、近くで見守る

2.店の入口まで一緒に行き、そこで見守る

3.子どもだけで近所の店に買いに行く

4.違う店にも連れて行き、店によって「同じものでも値段が違う」ことを教える

5.子どもたちが自分の判断でどの店に行くかを決め、買いに行く

慣れてくると、近いけど高い店、安いけど遠い店、このお店では売っているけどあそこには売ってない、など様々な判断が子ども自身でできるようになりました。

わが家は長男が小学校高学年ということもあり、ある程度の範囲なら自分で行くことができるので、現在はその日の天気や、買いたいお菓子に合わせてお店を選ぶようになりました。

●STEP3:購入したおやつをしまう

お菓子をしまう

購入したお菓子は、1日分に分けてジップロックに入れておやつBOXに保管します。小分けにしておくと、1日に食べられる量がわかりやすく、食べすぎも防げるのでオススメです。

わが家の場合は、だんだんと子どもたちが分けるのを面倒くさがって、やらなくなり、今は分けずにゆるく個数を管理しているようです。(ケンカが発生しなければそれでよし! 口は出しません)

 

●STEP4:おこづかい帳をつけ、収支を確認する

おこづかい帳

買い物後、いくらの支出があったか、残金はどれくらいなのかを把握するため、おこづかい帳に記入をさせるようにしています。

記入したら残金と照らし合わせます。わが家では、おこづかい帳に書いていない場合は、次のおやつ代の支給はなし、というルールにして、記入を続けられるようにしています。