コロナの影響や働き方の多様化で、テレワークをする人が増加。それにともない、自宅で過ごす時間をもっと充実させたいというニーズが高まっています。そこで、家づくりに重要なエクステリア製品のトレンドについて、メーカーの担当者に聞きました。家にいながらアウトドア空間を楽しめる、おうち時間が充実するといった商品の開発に、各社がさまざまな取り組みをしている模様。

「ソラリア」(YKK AP)
開放感と同時にプライバシーも確保できるテラス囲い「ソラリア」(YKK AP)
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Q1.最近のトレンド、ユーザーの購買傾向は?

A.庭やデッキなどの屋外空間を充実させる傾向が。宅配ボックスも人気

「自宅でも自然を感じたいというニーズが高まっており、ガーデンルームや人工木デッキなどの商品が人気」(LIXIL)、「アウトドアリビング空間としての提案事例が増加。とくにテラス囲いは、おうち時間の充実を目的とした設置や、在宅ワークスペースとしての活用の可能性から、今後も需要が増える見込み」(YKK AP)など、庭やデッキなどの屋外空間を充実させる傾向が見られます。

コロナの影響により宅配便の利用が増えたことから「宅配ボックスも人気」(三協アルミ)との声も。エクステリアアイテムの色については、「外壁やサッシに合わせて黒でトータルコーディネートするのがトレンド。室内建材ではグレーの人気が高まっているので、当社でも室内の延長空間である人工木デッキにグレー色を投入」(三協アルミ)という返答が。

 

Q2.人気のアイテムやサービスは?

A.ガーデンルームや、機能ポールと宅配ボックスがセットになった製品が人気

自由に空間をアレンジできる「ガーデンルームGF」(LIXIL)
自由に空間をアレンジできる「ガーデンルームGF」(LIXIL)

「コロナ禍の巣ごもりにより、自宅の庭で趣味などを楽しむ空間がつくれる『ガーデンルームGF』」(LIXIL)、「機能ポールと宅配ボックスがセットになった製品」(三協アルミ)などがエクステリアの人気アイテムとしてあげられています。どちらもコロナの影響によって家での過ごし方を見直した結果、快適で便利に暮らせるアイテムとして選ばれているよう。機能性だけでなく、デザイン性が求められている点も見逃せません。

また、「遮熱効果が高く、強度も非常に優れている『ビームス』や『G1-R』などの折板カーポート」(三協アルミ)も人気とのこと。こちらも機能性や強度とともにデザイン性を兼ね備えていることがポイントです。人気のサービスとしては、「建物とエクステリアの調和をコンセプトにした『まるごとデザイン』提案が評価されている」(YKK AP)という声も。色調やテイストのコーディネートにより、洗練された外観に仕上がりそうです。

 

宅配ボックスつき機能ポール「フレムスLight」(三協アルミ)

●宅配ボックスつき機能ポール「フレムスLight」(三協アルミ)