●Q3:冷え改善におすすめの運動はありますか?
A:体を動かすなら熱をつくりやすい夕方に。ながら運動も意識して
すべての画像を見る(全7枚)トレーニングやヨガなどの運動をするなら筋肉が温まっている夕方が◎。「忙しいときは、ながら運動でも効果的。筋肉を意識しながらお尻をキュッと締めて歩くと、太ももやお尻の筋肉が刺激されて熱を生み出しやすくなります。立っているときは、かかとの上げ下げをする習慣を」(高尾さん)
●Q4:冷えを解消するツボを教えてください
A:足の冷えには三さん陰いん交こう、湧ゆう泉せんを指圧して血の巡りをよく
指先などの末端冷え性に効くのが、両足の内側のくるぶしから指4本分上にある三陰交。「血を充実させるツボといわれています。足の裏の湧泉も併せて押すと効果的。気持ちいいと感じる程度に親指で刺激して」(柳本さん)
両足それぞれ5~10回程度、自分が心地よいと思える範囲で指圧する。
3~5秒押すか、ゆっくりと押しながら5~10回程度くるくると回す。
A:体全体の寒気にはへそ下の関かん元げんを温めて
関元は婦人科系全般に効くツボで、冷えのほか、生理不順、膀胱炎の緩和にも。「おへそから指4本分下を指3本で10秒ほど優しく5~10回押し回します。お灸やカイロで温めても代謝を高めて冷えの解消に」(柳本さん)
●Q5:おすすめの寝具の使い方はありますか?
A:体の下に毛布を敷いて
毛布を体の下に敷き、体の上に直接布団をかけると体温で保温効果が高まります。「入眠時に体温が上がり、その後下がっていくのが理想。電気毛布で温めっぱなしの状態は避け、眠る前に室温を調整しましょう」(高尾さん)
ツボ押しを行う場合、妊娠中やその可能性がある方、持病のある方は事前に医師と相談してください。また、試してみて痛みや不調があるときは、すぐ中断してください。
西洋医学に基づかない鍼灸やマッサージは体質改善を目指すものであり、効果・効能には個人差があります。