いろいろ探し回って、予約不要のコミュニティー・クリニックや近所の薬局チェーン店で小児ワクチン接種がかないましたが、それも在庫がなくなったと当日にキャンセルされて一からの予約の取り直しを余儀なくされたりと、がっかりの連続。

注射される子ども
すべての画像を見る(全4枚)

2回完了するまでには紆余曲折ありました。今年に入って、ようやくシアトル市が大規模接種会場を用意し、小児ワクチン希望者を受けつけ始めましたが、もう少し早くやって欲しかった…(泣)。

大人のブースター接種についても同じく、どこも予約でいっぱいで、なかなか見つかりませんでした。それでも、変異ウイルスのオミクロン株の大流行前に接種を終えられたので、苦労のかいはあったかなと思っていたのですが…。

シアトルのあるワシントン州では、1月3日時点で5歳以上の2回ワクチン接種率が70.6%と全体の7割を超えています。それでも陽性率は急激に上がっており、年明けから1日の新規陽性者数1万人超えの状態が続き、過去最多の感染者数を更新しています。ワシントン州では12月4日に初のオミクロン株感染者が確認され、昨年末までに9割近くがオミクロン株に置き換わっていると推測されています。

州政府はより高い効果があるとされるブースター接種、そして小児ワクチン接種を強く推奨していますが、果たしておさえきれるかどうか? 健康上の理由などでワクチンが接種できない人や、ワクチン反対論のこともありますし、なにより「ワクチン接種者は重症化しないのでマスクは不要。だからワクチン接種を」という指導者の呼びかけが、ここに来て感染対策を難しくさせています。