「子育て」という共通の目的を成し遂げたあとに残るのは夫婦ふたり。熟年離婚にならないために今からできることはなんでしょうか? ブロガーのフネさんが「自分たち夫婦の場合」について考えてくれました。

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十人十色、百人百様といいますが、一組の夫婦も個人の集まり。その関係性も千差万別です。今回は、私たち夫婦の「自分時間」の持ち方、「卒親後」を見据えた取り組みについてお伝えします。

 

●【1】夫婦の共通の話題は必要?

同じ家で暮らす夫婦が気詰まりにならないために
同じ家で暮らす夫婦が気詰まりにならないために
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一緒に多くの時間を過ごしている夫婦といえど、共通の話題がないと話が続きません。

子どもがいるなら必然的に子どもの話題が多くなるかと思います。
ただ、40代後半ともなるとそのうち子どもたちが大きくなって手が離れた「子離れ」「卒親」後のことも考え始めなくてはなりません。望むと望まざるにかかわらず、子どもが巣立ったあとに残るのは夫婦。
お通夜のように静まり返った家庭になって熟年離婚をしないために、「子育て以外の共通の話題」は必要だと考えます。

 

子どもがいなくてもペットを飼っていれば話題には事欠きません。姉夫婦は子どもがいませんが、共に大のお酒好きでとうとうソムリエの資格まで取ったとか。共通の趣味を持つのは有効だと思います。

 

今私たちの共通の話題は子育てからゴルフへと移行。家にいるときの半分がゴルフの話題です。
急に「共通の趣味」をつくらなくても、まずは同じドラマを見たり同じ本を読むことでも話題のネタになるかもしれません。

 

●【2】夫婦別の時間・コミュニティは必要?

趣味別のバッグ
趣味別のバッグ

前項で共通の話題が必要と書きましたが、それぞれ別の時間ももつべきだと思います。
若いときは子育てに忙しいですが、そのうち子どもは手を離れていきます。
そのときに「二人でいないと暇」「二人でいても暇」では息がつまります。
またいつかはどちらかが先に旅立ち、どちらかが取り残されます。そのときに、自分の居場所を整えておく必要があると考えます。

 

退職したあとやることがないというのも、きっとつまらないと思います。
いつか来る退職を「仕事がなくなったら毎日どうしよう」と消極的に迎えるのではなく、「仕事終えたらこれしよう!」と前向きに迎えるほうが楽しいのでは。そのための準備、今からしませんか? 男性も女性も「自分が没頭できること」を今から見つけておくといいですね。

 

スポーツ・山登り・歌・俳句。推し活でもいいですよね。
外で人と活動するのが苦痛な人でも家でもできる活動はいろいろあります。テレビでたまたま見たのですが、65歳以上のe-sportsチームもあるそうですよ!
なんでもいいので、夫婦が別のコミュニティを持っておくことが、かえって夫婦が行き詰まらずにうまくやっていくためになるのでは…と考えます。