クライマックスに向かいさらに話題の『SUPER RICH』で、主人公の氷河衛(ひょうがまもる)を演じている江口のりこさん。 裕福な家に生まれ、電子書籍を手がけるベンチャー企業「スリースターブックス」を立ち上げたキャリアウーマンの衛が、共同経営者の一ノ瀬亮(戸次重幸)に裏ぎられて無一文になり、そこから起死回生を図る波瀾万丈の人生を描くオリジナルストーリーです。

徐々に人間らしくなるヒロインに、演じる私も楽しくなっています

江口のりこさん
『SUPER RICH』江口のりこさんインタビュー

「私が演じる氷河衛は、ドラマの回を重ねるごとに人間らしくなって、仕事以外の視野が広がっている気がするし、私自身も演じていてどんどん楽しくなっています。視聴者の方にも、そんな衛の変化を楽しんでもらいたいです」

●まるでジェットコースターのような人生!

「いろいろなハプニングが起こったり、裏ぎられたりするんですけど、オリジナル脚本なので、衛の未来がどうなっていくか、私自身もわかりません。私としては、台本を渡されて、衛に起きることを自分が芝居として日々、体験していることが楽しいです。監督が4人いるので、捉え方や見方が違って、彼らに身を預けて演じるのもワクワクします」

全財産を失い、自宅兼オフィスの古い一軒家で再スタートをきった衛は、信頼できる社員やインターンスタッフたちとともに、会社を盛り返そうと奮闘します。ところが、希望が見えた途端、再び裏ぎりや不運に見舞われ、まるでジェットコースターのような人生。

●「赤楚くんとは、お芝居していても普段でも楽しい」

そんな衛が、2人の年下男性から思いを寄せられて揺れ動く、恋の行方も見どころです。
その1人が、赤楚衛二さん演じる春野優。幼少期に両親を亡くし、お金はあるけれど愛に飢えた人生を過ごしてきた衛とは真逆で、家業の経営状態が厳しい環境で育ったけれど、愛情あふれる家族に恵まれている優。尊敬してやまない衛の下で働きたいと、優はもち前の熱意と行動力で衛の信頼を勝ち取り、今は有望な社員として衛を支えています。その一方で、衛に猛アタックして…。

「赤楚くんとは、お芝居していても普段でも楽しいです。大事なシーンでは、赤楚くんから発せられるセリフをじっと聞いているだけで、そのシーンが成立するくらいしっかりセリフを伝えてくれるので、共演できてよかったなと思います」

●「町田くんは穏やかで誠実な人」

衛を巡り、恋の火花を散らすもう人は、町田啓太さん演じる宮村空(そら)。空は、上司のパワハラに耐えられずに死のうとしていたところを、偶然通りかかった衛に助けられました。以来、彼も優秀な右腕として衛を支えています。

「町田くんは、穏やかで誠実な人。常に凜としていて、芝居にストイックな部分もありますけど、それを人に押しつけるのではなく、自分のなかでスッと筋を通しているところが魅力的ですね。演じていて気持ちが通じるときはやっぱりうれしいです」

“幸せのカタチ=スーパーリッチ”を追い求めるアラフォー女性のリアルな心情を描き出す本作。江口さん演じるヒロインに共感する女性が続出しています。

『SUPER RICH』

毎週木曜 夜10時
フジテレビ系 全国ネット放送中
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