蒸し暑い日本の夏。窓をあけたいけれど、困るのは虫の問題です。ESSEonline読者282人にアンケートを実施したところ、半数を超える172人が虫について悩んでいることが分かりました。
コバエ、アリ、そしてゴキブリ…。網戸を閉めていても、どこからともなく家のなかに入ってしまうこの季節のお邪魔虫たち。みんなのドキっとした体験談をご紹介します。

トラウマになりそう…!実録・衝撃のゴキブリ発生現場

夏場に一番出合いたくない虫といえばやっぱり「G」ですよね。
外で会うのもイヤだけど、室内で遭遇してしまったら…。思いがけない場所から登場してきたゴキブリ被害が続出しています。

新聞紙を持つ女性
すべての画像を見る(全2枚) 嫌な虫NO.1は、やっぱり「ヤツ」です(※写真はイメージです。以下同じ)

「台所が一番部屋の真ん中で、窓がないのにゴキブリが来たことがあります」(東京都・会社員・43歳)

●わずな隙間からも侵入してくるゴキブリ

「郵便受けに入っていたことがありました。新聞を取ろうとしたら間に入っていて、死ぬほど怖かったです」(群馬県・講師・42歳)

「プリンターの中にいました。なにか音がするなと思って中を見たら…」(埼玉県・パート・46歳)

「子どもの頃実家で、クッキングペーパーの箱の中からゴキブリが出てきたことがあります。完全なトラウマです」(長野県・主婦・38歳)

「仏壇に供えた花の蜜をなめにきたようで、一輪ずつに5センチ程のが、たかっていたのは、絶叫ものでした」(神奈川県・自営業・46歳)

●たとえ動かなくても、怖いものは怖い

「旦那のスニーカーがよほど臭かったのか、スニーカーの中で死んでいました」(鳥取県・主婦・38歳)

「旅行から帰ってきてテーブルに座ってテレビを見ていたら、ふと目の前にゴキブリのようなものが。近くのブラックキャップを食べて、巣まで帰れずそのまま死んでしまったようです。死体を捨てるのがまたひと苦労でした」(福岡県・主婦・27歳)

見つけた瞬間に頭に血が上って瞬間的にやっつけられるという強者もいますが、無視が苦手な人にとっては死んでいてもキツイもの。

●ホラーのような恐怖感を味わった人も…

「何年も前のことですが、夜中にゴミ袋からカサカサ、カサカサと聞こえてきた時はホラーでしかありませんでした! やつらは壁や床で見つけるものでしょ!? 暗く静まった夜中にあの音だけ聞こえるんですよ! 凍りつきました」

「友達が、帰りの遅い主人のためにおかずをつくってフタをした鍋の中から出たと言っていました」(山口県・主婦・36歳)

「エアコンの吹き出し口からゴキブリがポトっと落ちてきました」(山口県・会社員・42歳)

エアコンは、室外機の排水ホースから、ゴキブリが入ってしまうという事例が例年多発しているようです。100均などで売っているキャップを取りつけて防御しているという人もいました。

●住まい選びもゴキブリ対策を考慮!?

「見るのが嫌でマンションのなるべく高いところに家を決めたくらいです。考えたくありません(笑)」(広島県・主婦・44歳)

「先日、一度発見してしまいました。マンション9階だから大丈夫だと今まで思っていたのでショックです! ゴミ箱付近で発見したので、それ以降ゴミは袋をしめて匂いが出ないようにしながら早くに捨てに行っています」(埼玉県・アルバイト・37歳)

「ゴミを24時間いつでも出せるマンションなので、こまめに出して家にゴミをためないようにしています」(兵庫県・アルバイト・48歳)

北海道に住んでいる読者からは「ゴキブリが出ない」という報告もありました。

最近は、虫を撃退するだけでなく、来ないようにするタイプのアイテムも発売されています。いろいろな細菌が付着しているゴキブリ。遭遇率を低めることで、穏やかな夏を過ごしたいものですね。

蚊・コバエ・カメムシ…!夏になると家へ入り込むの虫たちの悩み

寝室でプーンと蚊の音がするだけで眠れなくなりますよね。エレベーターから連れて来てしまったり、玄関や網戸の隙間から入ってきたり…。どうにか侵入を防げないものか悩んでいる人がたくさんいます。

●どこからともなく侵入してくる蚊

蚊取り豚と子ども2人
蚊取り線香を置いても蚊が出るという人も

「夏になると、蚊が入ってきます。玄関のドアの開閉、洗濯物を干したり、取り込んだりするときのベランダの出入りの際が怪しいと思っています。体質的に蚊に刺されやすいので困っています」(東京都・アルバイト・50歳)

「虫保護シートを網戸につけていますが、それでも入ってきます。洗濯を干そうと思ったらクモの巣も見つけてしまい、除去が面倒です…」(福井県・主婦・30歳)

「蚊が嫌いです。よくあける窓と玄関には必ず虫除け、ベランダには蚊取り線香を常備しています。それでも侵入したり刺されたりするのがとても不快です」(兵庫県・主婦・39歳)

●子どもやペットがいると、殺虫剤の種類が限られてしまう

「蚊に刺されやすく、家の中に蚊が入り込むことも多いですが、猫を飼っているので殺虫剤などは使えないのが悩みです」(大阪府・アルバイト・43歳)

「蚊取り線香を置きたいですが、子どもが触ったりするかもしれないので、代わりの虫よけが必要だと思っています」(広島県・アルバイト・30歳)

お子さんやペットがいる家庭では、殺虫剤を使うのが怖いという声が多くありました。

●蚊とはいえ、子どもが刺されると、はれたり、傷になってしまうことも…

子どもにスプレーする女性

「蚊は本当に嫌です。子どもは刺されるとかきむしってしまって傷になるし、時々大きく腫れてなかなか治らないこともあって困ります。大人はかゆみも我慢できますが、子どもに、『かくな』と言ってもかきむしってしまうので…」(東京都・ウェブライター・45歳)

「旦那の実家の庭に小さな蛾がたくさいて、巣があるのかと思います。本当にいやです。また、子どもたちが蚊に刺されるとびっくりするくらい腫れるので困っています」(福島県・会社員・35歳)

近くに川や田んぼといった水辺がある地域でも、「やぶ蚊が大きい」「遊んでいる子どもたちの蚊に刺されたあとのはれがひどい」という声がありました。

●家のなかでコバエが大量発生!

「100均で買った観葉植物用の土にコバエの卵が入っていたらしく、そのときはコバエに悩まされました。コバエがホイホイを設置して対策。約半年かかりましたが、それ以降、観葉植物の横にコバエがホイホイを設置し、用心しています」(石川県・主婦・42歳)

「新婚当初に住んでいたアパートでコバエが大量発生して困っていました。どこから出てくるのかなと何気なく家を調べていたら、なんとキッチンのシンクに置いてあった使っていないスポンジに大量にいました。本当に衝撃ですぐに捨てました。共働きでマメに掃除をしていなかったのが原因かなと思っています」(秋田県・主婦・30歳)

「コーヒーの使い終えたカプセルいれからコバエが大量に沸いてしまい、大苦戦しました」(北海道・会社員32歳)

忙しい家事のウッカリを狙うかのように、すさまじい生命力を発揮するコバエ。小さくとも大量に出てくると困りものです。

●思わずギョっとする!強烈な虫たち

「この時期なるとヤスデが庭に発生します」(大阪府・主婦・39歳)

「ムカデもアリも蜘蛛もなんでも出ます。虫対策グッズだけで固定費がかかります」(長崎県・主婦・38歳)

「ゲジゲジが家の中にいました…。見た目が気持ち悪くてビックリ。家の窓の外には、クモの巣がたくさんあり、取るのが面倒です」(滋賀県・アルバイト・39歳)

「外に赤い小さな虫が大量発生します。潰すと赤くなります。とくに健康被害はないのですが、あまりに大量でウッドデッキに座ったりもできないし、外干しもできません。その虫がなんなのか、どう対応したらいいのか知りたいです…」(埼玉県・アルバイト・44歳)

赤い虫は、春先から夏までに発生するダニの一種かもしれません。屋外なら殺虫剤の利用を考えてもいいかもしれませんね。

●洗濯物にカメムシがついていた!

「取り入れたばかりの洗濯物が、カメムシ臭くなってしまいました。その日一日、気分が落ち込みます」(千葉県・会社員・29歳)

「近くの土手の草を切ったら、洗濯物に大量のカメムシが…。うちのマンションは緑が多かったので、移動してきてしまったみたいです。管理人さんが対応する1週間くらいの間、地獄でした」(愛知県・会社員・34歳)

「洗濯を畳んでいてカメムシに出合ったときは鳥肌が立ちました」(兵庫県・主婦・32歳)

夏は皆、害虫に悩んでいることが分かりました。発生源がわかるならなくす、侵入経路をつぶすなど工夫して、なるべく害虫と出合わない夏にしたいものです。