寒さが緩んでそろそろ冬物家電を押し入れに…と思っている人は要注意! もうこのシーズンは使わないからと、さっさとしまい込むのは厳禁なのです。というのも、手入れを怠ると、ダニやほこりの影響で、家電の寿命が縮んでしまうという思わぬ事態を招くことがあるのだとか。専門家に詳しく話を伺いました。
すべての画像を見る(全1枚)寿命を長くするために冬物家電のお手入れを忘れずに!
たとえば、ホットカーペット。しまう前にダニを取り除くことが大切だと、家事代行サービスCaSyの里田恵梨子さんは注意します。
「まず、“ダニモード”または“高温モード”にして1時間おき、ダニを死滅させます。スイッチをきったら掃除機を“強”にし、表と裏、それぞれ縦横丁寧にかけましょう。その後、陰干しで湿気を飛ばし、密閉できるビニール袋に除湿剤と一緒に入れて保管します。電気毛布やこたつのかけ布団、敷き布団も同様のお手入れをしましょう」
水蒸気を発生させる加湿器は、タンク内に細菌やカビがつきがち。「タンクを塩素系漂白剤の液につけおきし、殺菌するのを心がけてくださいね」。
また、ファンヒーターは、ほこりと石油の除去を。「背面の空気の取り込み口にたまったほこりは、掃除機で吸い取って。ヒーターのタンクに残った石油は取り除き、ボロ布でふいてからしまいましょう」。
いかがでしたか? 慌てる必要はありません。冬物家電は、よく晴れた乾燥した日に、しっかりとケアをしながら片づけましょう。来シーズンも気持ちよく使えますよ。