エイジングケアは、アンチ(抗う、闘う)ではなく、年齢を受け入れて健康美を目指す“ヘルシーエイジング”の時代へ。
そこで、美容家・小林ひろ美さんに、年齢に左右されず、前向きになれる美容習慣を教えてもらいました。
自分を幸せにできるのが“美容”。“楽しい”を最優先にして習慣に
すべての画像を見る(全14枚)透明感とハリがあり、思わず見とれてしまう小林ひろ美さんの肌は、“50代の奇跡”といわれることも。
「毎日きちんと保湿をするだけで肌は見違えてきます。年齢に関係なく、いつでもキメの整ったうるおいのある肌でいられると、自然と気持ちは前向きに。周りの家族や友人にもそのハッピーマインドは広がりますよ。
また、年齢とともに高級なコスメでケアしなきゃ…と、思い込んでいたらもったいない! 化粧品技術が進化し続けている今は、手に取りやすい価格で優秀なコスメが使えるいい時代です。まずは、無理なく楽しんでできるケアから始めて、ぜひ習慣化してみましょう」。
●肌は徹底保湿でキメが整っている状態をキープ
「スキンケアの要はやっぱり保湿! 肌はうるおいが満タンになると、たっぷり蓄えた水分でひんやりしてくるので、それまで化粧水をしっかり重ねづけして。“601円づけ”がおすすめです」化粧水は3回に分けて“601円づけ”しましょう。
(1) 500円玉大を横づけ500円玉大の化粧水を手のひらに取り、両手で温めたら顔の内から外へ、手のひら全体を使って横に滑らせる。
肌は動かさないように注意。
(2) 100円玉大をトントンづけ100円玉大の化粧水を指先になじませて、指先でトントンとつける。
手は動かさず、顔を上下に動かすと、力が入りにくくこすらずにつけられます。
(3) 1円玉大を押しづけ最後は1円玉大の化粧水を手のひらで温め、ハンドプレスを。
顔の重みを手のひらに預けるようにすると、ほどよい圧が加わる。
●季節の変わり目のレスキューケアはシートマスクに乳液をたして“乳液仮面返し”
シートマスクをして10分たったら、マスクの表面に乳液を塗って軽くマッサージ。そのあと、マスクを裏返して乳液面を肌にフィットさせて10分放置。マスクのうるおいが逃げず、効果も最大限にアップします!
●ボディは体の内と外からアプローチして巡りよく
「私のケアに欠かせないのが体内環境の巡りをよくすること。うるおい、リンパ、血流、すべての巡りをよくすることで、ボディも肌も老けません!」
・朝、コップ1杯のシリカ水を飲む「うるおいを巡らせるために、朝は必ずコップ1杯のお水を飲みます。最近のお気に入りは、シリカ水」。肌や髪や爪の健やかさに欠かせない、天然のミネラルがたっぷり。
・お風呂上がりは全身をオイルでマッサージ17~18年続けているリンパを巡らせるお風呂上がりのマッサージ。
「下から上に血流を流すイメージで、足先から耳下腺までくまなくマッサージします。肌をこすらないために、濡れた肌にオイルを使うのがおすすめです」。
・隙間時間を上手に使って簡単ストレッチ仕事や家事の合間に、肩甲骨のストレッチを。
「肩甲骨回りの筋肉をほぐすと血流がよくなり、顔色もアップしますよ。イスに座っているときに背もたれに手を置き、両ひじを近づけたり離したりするだけでOK!」
「むくみが気になるときは、座りながらゴルフボールを足裏でコロコロと転がしてツボ押しを」。ソックスに入れて行うとボールの転がり防止に。
●メンタルは「でも、だって、どうせ」を封印!もやもやはすぐにリセット
「言霊ってあると思うんです。だからネガティブな言葉はなるべく使わないようにしています。どうしても使ってしまったり、使いたい気持ちでもやもやするときは、ポジティブ思考に転換する工夫を」
・アロマの香りを味方に心をリフレッシュ!朝起きて調子が悪いときはミント、イライラしているときはラベンダーなど、香りの力を借りて気分転換。
「ディフューザーがなくても、ティッシュペーパーにアロマオイルを垂らし、お湯入りのマグカップにのせれば手軽に楽しめます」
・他人と比べない! ネガティブ発言のあとは「コンコン、キャンセル」他人と自分を比べるのはやめようと思い、『でも、だって、どうせ』は使用禁止に。
「どうしても愚痴が出ちゃったら、テーブルや壁をコンコンと叩きながら『キャンセル』と言ってなかったことに(笑)。後悔は禁物です!」