コンドームメーカーの調査によると、パートナーがいてセックスレスに悩んでいる人はじつに6割以上にもなります。この割合は世界一なのだとか。
ESSEonlineではセックスレスに悩む読者を取材。今回は、「夫が嫌いになったわけではないけれど、子どもを産むにはリミットもあるから…」と現在、離婚を視野にいれて考えているという早苗さん（仮名・30代前半）にお話を伺い、体験談を漫画化しました。
夫（30代後半）とは1年以上セックスレスの状態。話し合いの糸口が見つからないまま悶々とした日々の生活のなかで溜め込んだ切実な思いとは…。
だれも助けてくれなかった。夫の職場の仲間たちにセックスレスを揶揄されて…
20代で出会い、7年の交際期間を経て結婚に踏みきった私。
つき合っていたときには「子どもは2人以上ほしいな」という会話もしていたのに、1年以上のセックスレスに陥ってしまったきっかけは夫の転勤でした。
●慣れない環境で子づくりどころじゃなかった
住み慣れた東京から離れ、夫も私も新しい生活に順応するのにいっぱいいっぱい。最初の数か月はセックスどころじゃなかったのが本音です。
だんだんと生活が落ち着いてきてから、ふざけて夫のふとんに潜り込んだり、びっくりするぐらいセクシーな部屋着にしてみたりしながら、セックスレスの解消方法についてネットでひたすら検索。
夫がインスタでAV女優さんをフォローしていることを発見し、そのAV女優さんを参考にしたことまでありました。
できる努力はすべてやってみたのですが、結果は実を結ばず。
義理の両親は、夫を通して間接的に子どもを催促してくる状況で、世の中の人がセックスレスなんて存在しないような前提で話をしてくることにしんどさも感じていました。
●夫の同僚から信じられない言葉を投げかけられる…
慣れない土地で家族も友達も近くにおらず、心細い毎日。ある日、夫の同僚の家で家族も一緒に集まるお食事会があり、そこで同僚の男性からセックスレスを揶揄するようなことを言われたんです。
その場には夫はもちろん、その同僚男性の奥さんやほかの同僚たちたちもいました。が、みんな笑いながらスルーしている雰囲気。帰ります！ とその場を立ち去ったり、私がその人に強く言い返したりして空気を悪くするのもイヤだったので、グっと堪えました。
周りは初対面の人たちばかり。お酒の席とはいえ、だれもかばってくれようともしません。夫婦のプライベートな話は人に知られたくもないし、想像されたくもない。夫にもそう伝えていたので、裏切られたような気持ちになりました。
●翌朝、夫との信頼関係が崩れ去る
お食事会の帰り道、セックスレスのことをからかわれて嫌な思いをしたと話をしたのですが夫もお酒が入っていて「そんなこと言ってたっけ？」と軽く受け流してきます。
翌朝、きちんと話し合いをしたいと思ったのですが「それがどうしたの？」「ハイハイ」と悪びれる様子もなく、謝ってももらえませんでした。
心にグサっと傷がついているのに、私の気持ちやセックスレスの深刻さを軽んじてくる夫との信頼関係は、この日いっきに崩れてしまいました。
この続きは11月10日に公開！ 怪しい素振りをする夫。スマホを見ると、夫が元カノとイチャイチャするやり取りが…！
