壁に取りつける折りたたみタイプの机「タナプラス」。そのデザインや設置方法、使い勝手を、東京でマンション管理をする日刊住まいライターが紹介します。コンパクトでスタイリッシュなこともあり、テレワーク需要が高まっている今、内見の際に好評だったそう。

テレワークにも使えるタナプラス
狭い住居でも手軽にワークスペースが手に入る
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机を取りつけるなら「折りたためること」がマスト

工事前の壁

こちらは工事前の写真。腰高窓と掃き出し窓にはさまれた幅80㎝ほどの壁です。

筆者が所有するマンションの、別の部屋を以前工事したときは、ここにアクセントとしてウッドウォールパネルを張ってみたり、ガラスブロックで小窓をつけてみたりしました。ですが、リモートワーク需要が増えていることもあり、ワークデスクを設置してみることにしました。

机選びにあたっては「折りたためること」がマストでした。うちのような狭小物件では、使わないときに収納できないとジャマに感じてしまいます。また、もし「ワークスペースなんていらない」という人が入居した場合には、折りたためる机なら、たたんだままにしておけばジャマにならないからです。

 

折りたたみ棚のパーツ

最初は折りたたみ棚用のパーツと天板で、イチからDIYしようかとも考えました。でも、ちょい置きに使う小さな棚ならともかく、パソコンなどを置くワークデスクはそれなりの強度や安定感が求められます。入居者に使ってもらう以上、安全性や使用感は妥協できませんから、しっかりした既製品を購入しようと思ったのでした。

 

細田製作所「壁掛け折りたたみ机 タナプラス」が優秀

タナプラスのパッケージ

そこで選んだのが細田製作所の「壁掛け折りたたみ机 タナプラス」です。壁掛け型の木枠の中に天板が収まっていて、それを前に倒してテーブルとして使うという仕組みです。

 

タナプラスの表面

サイズは縦50×横70㎝。

 

タナプラスの裏面

裏返してみると、左上と右上に金具がついています。これを引っかけて壁に固定する仕組みです。

 

塗装が完了した壁

では、塗装が完了した壁に設置しましょう。

 

取りつけ金具を設置した状態

「タナプラス」側の金具に合わせて受けの金具を壁側に取りつけます。

 

受けの金具を固定する

2か所のネジで下地のある部分にしっかり固定します。

 

本体の金具を受けの金具に引っかける

本体の金具を受けの金具に引っかけるだけ。

今回は安全性を重視して大工さんにお願いしましたが、設置部分の下地さえしっかりしていれば、DIYで取りつけることも十分に可能だと思います。

 

シンプルだけどディテールにこだわったデザインが魅力

タナプラスはシンプルでムダのないデザイン

筆者が「タナプラス」を選んだいちばんの理由はデザイン。折りたたみ机を探していて感じたのが、金具のパーツが目についたり、天板のデザインがヤボったかったりして、見た目がいまひとつなものが多いということでした。

その点、「タナプラス」はとにかくシンプルでムダのないデザインなのです。

 

右上の三角形の隙間に手をかけて開く

この右上の三角形の隙間に手をかけて開きます。

 

天板の側面にマグネットがついている

天板の側面にはマグネットがついているので、たたんでいるときに誤って棚が開いてしまうこともありません。

 

タナプラスを開いたところ

開いたあとの姿もきれいです。

 

ィテールまでしっかりと気を配ってデザインされている

ディテールまで、しっかりと気を配ってデザインされているのが感じられます。