●1日10分でも自分と向き合う時間をつくる

忙しさのあまり、自分自身を置き去りにしてきたという50代は少なくはありません。人生100年の時代、50代はちょうど山の頂上にいる気分ではないでしょうか? 山頂から周りの景色を見下ろしてみると…。ふと頭をよぎるのは「私ってこのままでいいんだろうか」という焦りにも似た気持ちです。何かを始めたいけれど、何をしたらいいのか分からない。このモヤモヤ感は結構しんどいものです。

だからこそ自分と向き合う時間が必要なのです。それは筋トレと同じで1回、2回やったからといって効果がでるもではありません。まず、毎日少しずつでもその時間をつくることです。

たとえば、早朝の家族が起きてこないコーヒータイムや眠りにつくまでのベットの中で。ひとり時間で自分というものが分かってきます。それは「私ってダメ」や「私って能力ない」など否定することではなく、どんな自分も「それが私だからね~まっいいか」という「どんな自分も大丈夫なんだよ」という自分との会話が大事です。40代に自分と向き合う筋トレをしておくと、50代を迷いなく進むことができると思います。

●丁寧にスキンケアをする

スキンケアする女性
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50代はお肌のお手入れで顔に差がでます。20、30代は何もしなくてもハリやツヤもあるお肌を保つことができました。

鏡の前の自分を見てなんだかちょっと老けてきた…と感じるのが40歳になってからです。40代はとにかく忙しく時間がないもの。そんな中でも、朝晩のお肌のお手入れだけは欠かしたことがありませんでした。顔の造りは老化によって変わってきます。顔のパーツに対するコンプレックスはどうしようもないですが、お肌のくすみ・黒ずみはお手入れ次第で抑えることができます。

ハリと透明感のあるお肌になるよう願いをこめて、朝晩5分ほど丁寧にお肌の手入れをしただけで、「お肌がキレイですね」「そんな年齢に見えません」など褒められるようになったのは50歳を過ぎてからのこと。

とはいえ、犬を飼い始めて散歩が習慣になり60歳を手前でシミが濃くなったように感じます。紫外線には気をつけないと、ある日突然びっくりすることになるかもしれませんね…。

●憧れの女性の真似をどんどんしていく

将来こんな女性になりたい。こんなふうに生きていたい。こんな暮らしがしたい…。

いくつになってもこういった理想はあるはず。子育てが一段落した40歳、私の周りには素敵な生き方をされている女性がたくさんいました。

「私もそうなりたい!」と思ったことは、とにかく真似をしてみました。そして真似をした自分を俯瞰(ふかん)してみる。

たとえば、一人旅に出かける、自分のお金でリフォームをしてみる…。などやってみたいと思ったことを実践する小さな1歩の積み重ねが、理想の生き方をつくることができました。

学ぶの語源は「まねぶ」だそうです。真似て習う、模倣するということから始まり、生き方を身につけていきました。

以上5つは、40代にやっておいて本当によかったと思っています。

何をするにも遅いことはないと感じています。私は、あと2年で60代に突入しますが、50代にやってきたことが、どう生きるのか楽しみでなりません。

中道あんさんのインタビュー記事はこちらをチェック

結婚22年目で別居、50代のひとり時間。後悔のない人生のためにしていること50代で「ソロ活」にハマった。主婦を経て初めて感じた自立の楽しさ
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