ハウスメーカーで家を建てる際、さまざまなオプションを追加できます。快適さを取るか?あるいは、出費を抑えるか?両者のバランスを取るのはなかなか悩ましいところです。今まさに新築戸建を建設中の日刊住まいライターが、自身で選んだオプションを紹介。現場の大工さんと会話する機会があった際に、採用してほめられたもの。加えて、工務店の担当者に勧められたものについて語ります。
すべての画像を見る(全7枚)吹き抜けの家を快適な室温に!天井の断熱材を2倍にした
わが家は夫と私、2歳の娘の3人家族。現在建設中の家は、吹き抜けのリビングがある2階建て。着工から4か月、いよいよ完成間近です!
写真は、天井に入る前の断熱材です。吹き抜けのある筆者宅では、天井の断熱材を2倍の量にしました。一年じゅう快適な室温で過ごすため、そして光熱費を抑えるためです。天井の断熱材を2倍の量にするオプションの追加は、夫の希望でしたが、かかる費用も約13万円となかなか高額。しぶしぶ採用しましたが、この選択を大工さんにほめられ、断熱材への評価が一変!
熱をもちやすいガルバリウム鋼板の屋根を採用したわが家。通常の断熱では、2階の暑さは体感でプラス5℃ほど暑くなるそう。しかし、断熱材を多く入れることでこのデメリットをカバーし、暑さ対策ができるとのこと!屋根の素材が室温に関係するなんて、素人には盲点でした。
ちなみに、工務店の担当者さんの家も吹き抜けで、天井の断熱材を多めに入れたそうです。
乗り気でなかった断熱材の追加オプションでしたが、たくさんの断熱材がわが家の室温を快適に保ってくれそう!引き渡しは11月ですが、効果が感じられる冬の寒い時期や、暑さが厳しい夏が楽しみになりました。
フローリングは傷が目立ちにくい&手入れがしやすいものにチェンジ!
筆者宅では、表面に厚みある天然材をはった、複合フローリングをオプションで採用することに。
複合フローリングは、複数の合板をはり合わせた下地材の表面に、天然材やシートをはり合わせたフローリングのことです。なかでも筆者が選んだのは、しっかりとした木肌が感じられ、耐水性に優れたもの。かつ、傷や汚れが目立たないよう、フィルム加工されたタイプです。
この複合フローリングにしたことで発生した追加費用は4万5000円。費用面から最初は悩みましたが、こちらも大工さんからほめてもらえる結果に。
このフローリング材は、日やけにも強く水をこぼしても跡がつきにくく、ふけばきれいに。ですから、子育て世代にもおすすめとのことでした。
大工さんの家は、このタイプではなく、無垢フローリングを採用したそう。子どもが3人いると飲み物をこぼすことも多く、床のシミが消えず気になると言っていました。
子育て世代は、掃除しやすいフローリングを選ぶと、ストレスも減りそうです。
工務店の担当者イチオシ!使い勝手のよい浴室暖房乾燥機
浴室には、工務店担当者さんおすすめの浴室暖房乾燥機を追加しました。
その理由は、最近では雨が長期間降ることが増え、洗濯物が乾かないことがストレスになっていたから。工務店からのおすすめポイントは、10分程度で暖まり冬でも快適にお風呂に入れること。そして、雨の日でも洗濯物を朝に干せるうえ、夕方には乾いているのでとってもラク!ということでした。
こちらの費用は6万円でしたが、家事の効率化に直結する内容なので、私も即採用!雨の日の洗濯物の負担がぐんと減るので、使うのが楽しみなオプションのひとつです。
乾燥機本体は、見た目もコンパクトで、換気扇と変わらないサイズ感でした。すっきりとした見た目も気に入っています。
悩みながら決めたオプションを、大工さんからほめられたことで、安心し新生活がより楽しみに。これから家づくりをする方も、プロの話を聞いたり、家を建てた人のリアルな話を参考にしたりすると、納得して計画を進められると思います。