【マンションリノベ事例】専用庭でおうちキャンプもできる！アウトドア感いっぱいの広々空間に

広い玄関土間にキャンプグッズが整然と並べられ、まるでショップのように様々なアイテムが美しく収納されているMさんのお宅。リビングから眺められる専有庭では、時々テントを張って家族で「おうちキャンプ」を楽しむといいます。室内は無垢の木のテイストを生かした、大人も子どももホッとできる空間。現しの天井や梁のモルタル、アイアン素材でほどよくクールさをプラスするなど、センスが光るリノベ空間を見せていただきましょう。

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ラフな質感の構造材を使いアウトドア感アップ

マンションの構造上抜けなかった柱は、ダイニングとキッチンをゆるやかに仕切るパーティション代わりに。また、キッチンカウンター側面はフローリングと同じ素材で仕上げ、リビングダイニングとの統一感を演出しています。

リビングの壁の一部に取り入れたラフな質感のOSBボードには、将来、DIYで棚などを取りつけることもできます。

カウンターが広々。L型キッチンは収納力も抜群！

「家事をしながらでも家族と会話できるような配置にしたかった」（妻）という強い希望から、キッチンは存在感のあるオールステンレスのL型を対面式にレイアウト。料理をしながらでも子どもの様子に目が届きます。

調理道具はツールフックで吊り下げてスッキリと収納。グリーンを飾ったシェルフは、まるでカフェのキッチンのよう。照明の当て方にもこだわりが見られます。

よく使うふきんなどはワイヤー製のカゴにまとめておしゃれに収納。

フライパンなどの大きいものはキッチンの引き出しにまとめて収納しています。

色にもこだわったという照明器具の配管を現し、空間にメリハリをつけました。

カゴやトートバッグなどにまとめて、飾るように収納

「空間をできるだけ広く使いたかった」という前原さんのお宅の収納は、壁面や飾り棚をうまく活用した収納がメイン。細かいモノや、生活感が出やすいアイテムはおしゃれな箱やトートバッグ、カゴなど、アイデアを駆使してインテリアとしての「映え」を計算。かさばるベビー用品は「トートバッグ収納」で解決。

棚は室内の雰囲気に合わせて、夫がOSBボードを使ってDIY。本や雑誌などのほか、普段よく使うものを美しく並べて収納しています。

棚の上には、グリーンや好きなショップで見つけた小物がセンスよく飾られています。

ガーデニング用のツールもディスプレイの一部に。

ソーイングセットなどは、雑貨ショップで見つけたお気に入りの箱などをうまく使って収納しています。

テレビの横や窓際など、室内のあちこちにグリーンを飾って彩りをプラス。手入れをするのも楽しみだそう。

大型の鏡の木枠とテイストを合わせた無垢材を使い、洗面カウンターをL字型に造作。DIYで取りつけた棚は、収納量もたっぷり。

アイテムの種類が多く、バラバラになりがちなメイク道具はシンプルなスチール製の箱にまとめています。

毎日使うドライヤーはスチールのカゴにザクッと収納。見た目もすっきりし、サッと使えて片づけるのもラク。

趣味のアウトドアグッズが置ける玄関土間

玄関脇にあった既存のウォークインクローゼットを撤去して、玄関スペースを拡張。趣味のアウトドアグッズが置けるよう床はモルタル仕上げとし、土間仕様に。壁面の収納棚はアウトドアグッズが収納できるように夫がDIYしました。

玄関脇のニッチを利用して靴収納を造作。天井まで高さがあるので大容量を確保できました。

トグルスイッチのインダストリアル感が土間の雰囲気にマッチしています。

玄関土間のアウトドアグッズ用の棚は、DIY好きの夫の自作。どこに何が置いてあるかひと目で分かり、ストレージボックスやテントなどの大きなものも収納可能です。

アイテムひとつひとつがセンスよく飾られています。

OSBボードにアイアンのハンガーパイプを取りつけ、帽子や寝袋などをディスプレイ収納。夫婦ともにファッション業界に勤めた経験から、スタイリングはお手のもの。「魅せる収納」のセンスやワザが光る住まいが完成しました。

間取り図（リノベーション前後）

リノベーション前

リノベーション後

設計・施工／リノベ不動産
横浜に本部を置き、全国に230 店舗の加盟店を持つ、中古購入＋リノベーションの国内最大級リノベーションネットワーク。さがす・つくる・くらすを「一社完結」で完結かつリーズナブルに実現し、その住宅購入手法でグッドデザイン賞を受賞。イベントや完成見学会も多数開催

撮影／小川 聡　 ※情報は「リライフプラス vol.38」掲載時のものです