●今ハマっているのはVR(バーチャルリアリティ)!
すべての画像を見る(全6枚)コロナ禍の今も、世界各地の友人たちからSNSを通してのメッセージやメールがひっきりなしに届きます。
そんな若宮さんが近頃気に入っているのは、なんとVR(バーチャルリアリティ)=仮想現実! 専用のヘッドセットを装着すると、目の前には自分で指定した仮想空間が広がります。同じVRを持っている友達同士で時間を決めて待ち合わせすれば、仲良くおしゃべりしたりゲームをすることも!
なぜ、こんなにも若々しい好奇心を持ち続けられるのか。その原動力は、いったい何なのでしょう?
「70、80なんて伸び盛りよ!」
その言葉に、背筋が伸びる思いです。
「せっかく21世紀に生きているんだもの、楽しまなくちゃ損でしょう? コンピュータは人間の暮らしを楽にするためにあるのであって、恐るるにたらず。知りたいと思ったら、どんどん挑戦しなくっちゃ!」
◆インタビュー前編はこちら◆
・86歳プログラマー・若宮正子さんの暮らし。「趣味以外は質素です」
<取材・撮影・文/浅野裕見子>
【若宮正子さん】
昭和10年、東京都生まれ。東京教育大学附属高等学校(現・筑波大学附属高等学校)卒業後、三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)に入社。定年をきっかけにパソコンを購入し、楽しさにのめり込む。シニアにパソコンを教えるうちに、エクセルと手芸を融合した「エクセルアート」を思いつく。その後もiPhoneアプリの開発をはじめ、デジタルクリエーター、ICTエバンジェリストとして世界で活躍する。シニア向けサイト「メロウ倶楽部」副会長。NPO法人ブロードバンドスクール協会理事。熱中小学校教諭。政府のデジタル改革ワーキンググループメンバーでもある。新刊に『
老いてこそデジタルを』がある