●介護に法律、勉強は自分らしさを見いだすため

お話する加藤綾菜さん
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――昨年は介護の資格取得をし、今年からは司法書士の勉強を始めたという綾菜さん。新しい知識の習得は、やはりパートナーのためでしょうか? それとも、ご自身のキャリアなどを考えたりした結果なのでしょうか?

綾菜さん

:介護の勉強のきっかけは、カトちゃんが倒れたときになにもできない自分を見て、もっとどっしり構えたいなと思ったからです。まずは『介護職員初任者研修』を受け、せっかくなら自分のお金で学び続けたいと思い、タレントのお仕事でお給料もいただけるようになったので、そのお金で『介護福祉士実務者研修』を取得しました。実習に出た際、私はもともと「カトちゃんのために」という気持ちが強くて動いているんだと思っていましたが、そもそも「人のためになにかする」ということが好きな性格だということに気づけました。
介護を学び、ご近所のおばあちゃんとかとも交流を持つようになり、そのなかで今は法律についても、興味を持つようになりました。

――司法書士はかなり難関資格と言われています。法律について興味を持つところから、なぜゴールを司法書士にしたのでしょう。

綾菜さん

:法律に興味を持ったとき、そう言えば中学生時代、弁護士の大平光代さんの本にすごく感化された自分を思い出したんです。
大平光代さんは、もともとひどいいじめにあい、その後16歳で結婚して極道の妻になるのですが、離婚して宅建や司法書士に合格し、その後弁護士になった方です。いじめの描写が「私と境遇が同じだ!」って当時思い、著書をとっていたのを思い出したんです。

それもあり、私も司法書士を勉強してみようかなと思いました。だから司法書士を学ぶとはいえ、資格を取ってこうなりたいとかはなく、まだ自分がなにに向いているか、いろいろ勉強するなかで見い出していこうという段階です。

●やってきたことを誇れる40代になるのが目標

――20代の結婚からのバッシング。そして30代は夫を支えながら勉強や自分らしさを見いだそうと向き合う綾菜さん。カトちゃんの妻として注目されることも多いですが、40代はどんな女性になっていたいでしょうか。

綾菜さん

:今も十分幸せなんですが、40代は「やってきたことが間違いじゃなかったなー」って思える人生だったらいいですね。そのためには、30代はめっちゃ苦労してもよいと思っています。人は年齢を重ねるごとに真価が問われると思うんです。40代からは結果が出てくる頃だと思うので、そのとき胸を張れるような自分でいられたらいいですね。

司法書士を目指していると宣言したとき、「無理だろう」って声もあったのですが、知識をつけたら、自分のなかでまた興味が変わる可能性も十分あると思いつつ取り組んでいます。受かりたいというより、知識をつけ、より自分らしさを見つけられたらいいなと思っています。



【加藤綾菜さん】

1988年生まれ、広島県出身。O型。’11年に加藤茶さんと結婚し、45歳の年の差婚として話題を集め、今年結婚10年目を迎える。「介護食アドバイザー」「介護職員初任者研修」(旧ヘルパー2級)、「生活習慣病予防アドバイザー資格」など、数々の資格を取得、献身的に夫を支える妻として注目を集めている。『

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