キッチンは家電の数と置き場所を決めて設置
すべての画像を見る(全12枚)キッチンの電源を考える際は、どのキッチン家電をどこに置くかを考えて設置しました。
まず冷蔵庫は冷蔵庫専用のコンセントになるので1つ確保。キッチンのカウンターにはオーブンレンジ、トースター、コーヒーメーカー、炊飯器の分は必要になると思ったので、2口のコンセントを2つ用意。
家電を置いてカウンターが渋滞しないように、各コンセントは約1mの間隔をあけ、またコードが届かなくならないように端ではなく壁から少し離した位置に設置しています。
筆者宅のキッチンは、キッチンユニット内に、2口のコンセントが取りつけられているタイプ。このコンセントで炊飯器とケトルの両方を使うことができています。
寝室にはベッドの位置から設置場所を決定
寝室はいちばん大きな家具であるベッドの位置を決めてから、コンセントの設置場所を決めました。
まずはベッドからTVを観られるように、部屋のコーナーにテレビ端子とコンセントを。
またベッドサイドの照明(リーディングライト)も欲しかったので、ベッドのちょうど真ん中にあたる位置にコンセントを設置し、そこからサイド照明の電源をとっています。
寝室の天井にはダウンライトを設置してあるので部屋全体の明るさはありますが、お化粧時の照明を確保するのにも1つコンセントを設けました。このコンセントは夜のスマホの充電や、冬の加湿器の電源にも活躍しています。
今はUSBコンセントもあるので、夜にスマホを充電する方はこのUSBタイプが便利かもしれません。
ベランダではおうち時間充実にコンセントが活躍
わが家は外リビングを実現できるよう少し広めのバルコニーをつくったので、外でのバーベキューや照明用に2つ、野外用防水コンセントを設置しました。
最近は、おうち時間が増え、DIY用の電動工具を使ったり、リモートワークの日には外で仕事をしたりとPCなどの電源用にも使用しています。
住んでみるとバルコニーの掃除をする際に使う、高圧洗浄機の電源としてもとても役に立っています。
部屋の中から電源を取ろうと思ったら長さがたらなかった!ということもなし!バルコニーにコンセントを1つ設置しておくと便利です。
ロボット掃除機用に納戸にもコンセントが必要だった!
今までご紹介してきたコンセント設置場所に関しては全く問題なく使えているのですが、1か所ここにも欲しかった!という場所があります。それが「納戸」の中です。
設計の段階では、掃除機はコードがあり、出して使うからと必要性を感じていませんでした。しかしコードレスとロボット掃除機を使うようになり、これを納戸に置き場をつくり、受電できるようにしていればよかったと後悔しています。
生活感のある家電は、「隠す収納」で部屋をスッキリと見せることができます。納戸にもコンセントを設置するのは、家づくりの大事なポイントかと思います。
家づくりでいちばん悩んだ「コンセントの設置」。設計段階では図面上や3D画像で確認できるとはいえ、住んでみないと便利さや不便さは分からないものです。筆者宅のコンセントの設置例が家づくりの参考になればと願っています。