外出自粛により、かつてないほど自炊をしているこの数週間。自炊疲れのうえ、見通しの立たない毎日に、なんとなくいらだちや不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
そんなときにおすすめなのが、“香りのよい野菜”を使った簡単サラダ。
「薬膳では、香りのいい食材には“気(エネルギー)”を巡らせ、イライラを鎮めてくれる効果があるとされています」と話す薬膳インストラクターの和田順子さんに教わりました。
コロナ疲れにおすすめ。香りのよい野菜でつくる簡単サラダ
●三つ葉のポテトサラダ
すべての画像を見る(全3枚)シンプルながら、三つ葉の香りがアクセントになったサラダです。生クリームで仕上げてリッチ&クリーミーに。
【材料(4人分)】
・ジャガイモ 450g(中3個)
・三つ葉 1わ
・生クリーム 大さじ3
・塩コショウ 少々
・(あれば)ピンクペッパー 少々
【つくり方】
(1) ジャガイモの皮をむき、適当な大きさに切って電子レンジで3分加熱する。一度取り出して上下を返したらさらに2分加熱する。
(2) (1)をフォークなどで粗くつぶす。
(3) 三つ葉を1cmほどの長さに切り、(2)に入れて混ぜる。
(4) 塩コショウと生クリームを混ぜて、ピンクペッパーを散らしてでき上がり。
生クリームが多いと感じるかもしれませんが、時間がたつほどにジャガイモになじんでいくので、心配せず入れてください。
春が旬の三つ葉。意外と生クリームやマヨネーズとの相性がいいです。今の時期にたくさん楽しんでくださいね。
●春菊のナムル
火も包丁も使わず、キッチンバサミとボウルのみで仕上げていきます。思い立ったらすぐにつくれる時短レシピです。
【材料(4人分)】
・春菊 1わ
・油揚げ 1枚
・のり 適量
・塩 小さじ1/4
・鶏ガラスープの素 小さじ1/4
・ゴマ油 適量
【つくり方】
(1) 春菊を洗って、キッチンばさみでざくざく切ってボウルへ。
(2) 塩・鶏ガラスープの素を小さじ1/4くらいずつ入れてあえる。
(3) トースターなどであぶった油揚げを、キッチンバサミで切って入れる。
(4) ゴマ油ひとまわしし、のりをちらしてでき上がり。
春菊はお鍋のイメージが強いかと思いますが、火をとおさずに生で食べると口をさっぱりさせてくれます。
時間をおくほどしんなりしていくので、シャキシャキ感を楽しみたい方はつくってすぐ食べてくださいね。
●クレソンとカッテージチーズのサラダ
ピリッとした辛さがくせになるクレソンですが、食べやすくするために少し湯どおしします。
【材料(2人分)】
・クレソン 1わ
・カッテージチーズ 大さじ1
・しょうゆ 小さじ1/2
・オリーブオイル 小さじ1/2
・(あれば)マーマレードなど柑橘系のジャムやコンポート 少々
【つくり方】
(1) クレソンをさっと湯通しします。あまり火を通しすぎないように注意。
(2) (1)を2cmほどの長さに切り、ボウルに入れる。
(3) カッテージチーズ、しょうゆ、オリーブオイルをあえる。
(4) あれば柑橘系のジャムやコンポートを添えて、でき上がり。
柑橘系の果物も、香りがよいのでイライラにはおすすめですよ。クレソンにもカッテージチーズにもカルシウムが豊富です。
ちょっとしたことで目先が変わると気分も変わってくることと思います。先が見えないなかで不安ですが、旬のものをとり入れたりいつもの食材もふだんとは違った使い方をして、STAY HOMEをなるべく明るく乗りきりましょう!