「あると便利」なはずの道具がなぜかストレスになること、ありませんか? 成人した3人の子をもち、現在は富山県で暮らす著述家・中道あんさん(60代)は、キッチン道具や掃除用品を手放し、掃除の負担を徹底カット。「便利さ」より「手入れのラクさ」を考えて見えた、掃除嫌いでもラクにきれいが続く暮らしの工夫をつづります。

中道あんさん
著述家の中道あんさん(60代)
すべての画像を見る(全3枚)

手放したらラクになった「キッチン道具」4つ

私は掃除が好きではありません。でも、汚れた家で暮らすのはもっといやです。だから、掃除を好きになる努力よりも、掃除の負担を増やさない暮らしを選んできました。

ここでは、私が手放してよかったと感じているキッチン道具を紹介します。

●1:炊飯器

炊飯器は新婚当時に使ったきり、鍋でお米を炊いた方がおいしいという理由で手放しました。息子たちから「炊飯器のご飯もおいしい」といわれますが、買おうとしたことはありません。

●2:オーブントースター

オーブントースターは自宅のリフォーム時に、キッチンカウンターを処分したタイミングで一緒に処分。トーストを食べたいときには、フライパンかグリルで焼いて食べています。

●3:電子レンジ

電子レンジはひとり暮らしになって処分。というのも、レンジを使う目的が「温める」用途がほとんどだったことに気づいたからです。ひとり暮らしだと、つくったらすぐに食べるので、温め直す機会もそれほどありません。

温かいご飯が食べたいときはせいろを使いますが、それも面倒なときは、冷やご飯をそのまま食べることも。でも、冷めたご飯もおいしいものです。

家電がなくなれば、その家電を掃除する時間や、置く場所も必要なくなるので、掃除の労力はうんと減ります。

もちろん便利さを失う部分もあります。「レンジでチンするだけ」で完成する時短メニューとは無縁になりましたが、私の場合、料理することが苦にならないので、手放してラクになったと感じているのもあるかもしれません。

●4:ヤカン

キッチンで出しっぱなしにしている家電といえば、早くお湯がわく電気ポット。

私の場合、ヤカンでお湯をわかすと、きっと高い確率で消し忘れするに決まっています。なので、ひとり暮らしを始めるにあたり、結婚以来35年使っていたヤカンは手放しました。

●ビルトインの食洗器も「あえて使わない」

一方、今の住まいにはビルトインの食洗機がありますが、使っていません。食器を洗ってくれるのは便利だけれど、食洗機そのもののお手入れが必要になります。ひとり分の食器なら手洗いで十分。便利なものでも、使ったあとの手間を考えると、必ずしも私には必要ないのです。