フランスは「おしゃれな人が多い国」。そんなイメージをもつ人も多いのでは? フランス文化研究者のペレ信子さん(50代)は、フランス人女性たちの着こなしは「バランス感覚に長けている」と感じているそう。ペレさんが考える、フランス人女性ならではの「ファッションのバランスのコツ」について話を聞きました。

洋服屋の外観
フランスらしいおしゃれの考え方とは
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1:「手ごろな価格の服」には「高価な小物」を合わせる

洋服屋のマネキン

フランスといえば、ファッションブランドの宝庫。ファッションウィークでハイブランドのファッションショーと聞くと心躍る人もいるでしょう。

でもじつは、フランス人女性はみんなシャネルスーツを着て、エルメスのバッグを持っているわけではないのです。私はファッション関係の人を除いて全身ブランドもので着飾っている人を見たことありません。

ただ最近の傾向としてこの夏フランスに行って感じたのは、以前よりブランドを身に着けた人が増えたということ。ジーンズとTシャツのシンプルな装いや、ファストファッションにブランドとわかるバッグや、質がいいとわかるローファーやパンプスを履いている人を結構見かけました。

みんなが同じブランドをもたず、気に入ったデザインのもので個性を出しているようです。全身をブランドものでそろえるのは経済的にも負担が大きいですし、混ぜることで自分だけのスタイルを表現していると感じました。

2:「古いもの」と「新しいもの」をミックスする

ブランドバッグ売り場

ブランドもののもち方にも一部共通しますが、ファッションのバランスでたとえばファストファッションのシンプルな服にヴィンテージのブランドバッグ、もしくはおばあちゃんがもっていた昔のジャケットやアクセサリーのように、今は簡単に手に入らないものを合わせている人も多いと感じます。

新しいものと古いものをあわせることによって、手に入りやすいもの、つまり人とかぶりやすいものと絶対ほかの人がもっていないものを合わせることができます。

まったくどこで手に入れるのか見当がつかないもので全身を固めると突飛になってしまう場合がありますが、よく見かける服に珍しい小物を合わせることで目立ちすぎないようにするテクニックになっているようです。