キレイな絵・写真で得る「目の喜び」

絵画
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実家の押し入れに眠っていた、小学生のときに描いたクレヨン画。丁度よい額まで見つかったので飾ることにしました。

20回も転居をくり返してきた私は、必要な本は図書館で借りることに決めて、画集も捨てることにしました。残したのは3冊。寛ぎを求める時間に眺めるきれいなビジュアル事典『海の名前』(東京書籍刊)、『空の名前』(光琳社出版刊)、『色の手帳』(小学館刊)です。

20代から美術の仕事をしてきたこともあって、私は“目の喜び”を大事にしています。『海の名前』は、大海原の遠景から渚の繊細な波頭まで網羅した海洋風景写真集。『空の名前』は、多種多様な雲の景観や四季の空模様、風や光や雨などの様を詩情豊かに撮影して収録した本です。

『色の手帳』は、ありとあらゆる色彩の事典であり、その色が使われている文学作品も記載されています。“目を喜ばせる”だけでなく、心を満たす一冊です。収集したわけではないのに、おのずと集まってしまう絵葉書や展覧会のチラシなども、好ましい絵柄やデザインのものをファイルしておくと、自家製の画集がつくれそうです。

私は、節約生活を心地よく持続させる倹約方法を「ケチカロジー」と呼んできました。厳しい倹約のなかでのふとした息抜きに必要なことは、捨てがたいきれいなもので心を癒やすことであり、それがケチ道を支える「ケチカロジー」のひとつだと思っています。