ブログ「意識低い系妻のワンオペ育児」でワンオペ育児の絵日記をつづり、多くの方から共感されているイラストレーター兼主婦のmitoさん。
専業主婦である自分に肩身の狭さを感じ、仕事をしようと一念発起したmitoさんは、独立を危険した友人に話を聞くことに。ところが、友人はすでにお店を閉じていました。その理由を聞いてどう感じたのでしょうか?
友人がネイルサロンを廃業したら「スッキリ!」した理由。そこで考えたこと
ネイルのお店を持った友人ユキでしたが、やはり人を雇うのは苦労が多かったよう。
こんなに大変なら、顧客はまたイチから集めることになるかもしれないけれど、店舗を閉めていっそ自宅でネイルサロンを。そんな選択を考えなかったわけではないそうで…。
彼女の姉も自宅でプリザーブドフラワーの教室を開いていたり、ハンドメイドアクセサリー作家としても活動していたので、自分もいずれ自宅でネイルサロンができるだろうと考えた時期もあったとのこと。
すべての画像を見る(全6枚)自宅の一室をネイルサロンにすれば、たしかに家賃は浮くので負担は軽くなるけど、自宅に他人が出入りすることへの抵抗や飲み込めない部分が多く、「やっぱり私、そこまでしてネイルサロンがやりたいわけではないかもしれない…」と考えてしまったと言います。
彼女にその心情を聞きました。
ユキ「もちろんお姉ちゃんの働き方もいいなと思うんだけど、根本的に私と姉の違うところっていうのがその仕事が好きかどうかってことだなって」
私「??」
ユキ「私が開業しようと思ったきっかけって、その仕事が好きで仕方がないというよりは自分でやったほうがより稼げる! っていういわば“お金”が1番の理由だった」
ユキ「お姉ちゃんは、利益があろうがなかろうがその仕事を続けられるのは、お花を教えたりアクセサリーをつくるのが本当に好きで楽しくて仕方がないからだと思う。まあ旦那さんの収入だけで十分やっていけるというのもあるけど。
私は細々とでも続けたいかといえば全然そんなことないし、これから出産育児って考えたときにどうしてもこの仕事じゃなきゃ嫌! というわけでもなかったし、それならこれからは労働条件が満たされて安定した収入を得られるところに雇用されたいって思ったんだよね」
結局、ユキはネイルサロンを閉じてしまった。
ユキ「やめた当時は本当スッキリしたし、ネイルなんて一生やらなくてもいいや~って思った(笑)。だから、もし子育てしながらフリーランスで働こうって思っているならさ、好きなことを無理のない形で仕事にした方が絶対いいと思うよ。私は収入面だけで考えてしまったから」
ユキの話を聞いて、今まで自分が働いていたときのことを振り返ると、たしかに好きな仕事を…というよりは生きていくために、生活していくために仕事に就いていたような気がする。ブラック企業を辞められなかったのだってお給料はよかったからだし(結果身体は壊したけれど)。
でもこれからは…。
自分の好きなことを仕事にするのもいいのかもしれない。
思いきって話を聞きに行って本当によかった!
ユキの家からの帰り道、ワクワクする自分がいる一方で思う。
「…私の好きなことって…なんだろう?」
仕事を考える上で改めてそんなことを考えたのは高校生以来。
この日を境に、自分のやりたい仕事について本格的に考えるようになるのでした。
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