家づくりは、人生でそう何度も経験するものではないからこそ、後悔のないようにしたいですよね。転勤をきっかけに、6年前に注文住宅を建てた整理収納アドバイザーのFujinaoさんは、あらかじめ「片付け」を意識して家づくりに取り組んだことで、遠隔での打ち合わせだけでも理想の住まいをかなえることができたそう。詳しく教えてもらいました。
すべての画像を見る(全4枚)あこがれの注文住宅、打ち合わせはたったの1回だけ
札幌に注文住宅を建てたとき、転勤族だった私たち家族は千葉県に住んでいました。
札幌まで打ち合わせに行けたのは、たったの1回。あとはメールなどでやり取りしながら、遠隔で家づくりを進めました。
そんな状況でも、実際に暮らし始めてから「ここに収納をつくればよかった」「もっと収納が必要だった」と困ることはほとんどなく、今でも快適に暮らしています。
その理由は、家を建てる前に「片付け」をしていたからだと思っています。
注文住宅、成功のコツは「ものの量を知る」こと
注文住宅を建てるとなると、「収納は多い方が安心」と思う方も多いのではないでしょうか。
でも、大きすぎる収納や自分たちの暮らしに合わない収納があっても住空間をムダに削ってしまうだけで、かえって暮らしにくさにつながってしまうことも。
収納を考える前に大切なのは、自分たちが「なにを、どのくらいもっているのか」を知ることです。
わが家は家を建てる前から片付けをしていたので、ここ数年で増えたもの、ほとんど増えなかったもの、よく使うものなど、自分たちの持ちものの傾向がわかっていました。
つまり、片付けを通して「わが家のライフスタイル」が見えていたのです。
そのため図面を見ても、「ここにはこれを収納したいから、このくらいのスペースが必要」と具体的にイメージすることができました。
むしろ、住宅会社から提案された収納の中には「わが家には、ここまで必要ない」と判断して削ってもらったものも。収納を減らしてもらった結果、その分部屋を広く使えるようになり、建築費の減額にもつながりました。
「だれがどこを使うか」まで決めておく
もうひとつ役立ったのが、家族それぞれがどのエリアをどう使うのかをイメージしておいたことです。家の中には、家族みんなで使う場所と、それぞれ個人が使う場所があります。
「ここはだれが使う場所なのか」「そこではなにをするのか」が決まれば、必要な収納も自然と見えてきます。
反対に、なんとなく「収納があった方が便利そう」でつくってしまうと、そこに本来置く必要のないものまで集まりやすくなります。
わが家の場合、「リビングはみんなで使う共有エリア。個人の私物は極力置かない」と決めていたので、リビング収納はテレビ台とテーブルの引き出し程度。それでも散らかりません。
リビングに収納が少ないからこそ、家族それぞれが私物を自分のエリアに持ち帰るというルールを守ることができているのです。


